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クリスマスは静かに家族と過ごす日だったのに・・・

ドイツってこんな国!?
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12月24日、クリスマスイブと言われる日(Heiligabend)の午後にはクリスマスツリーを飾って その夜には教会の礼拝に出かけていました。

最近、クリスマスには旅行にでかけたり、クリスマス前が忙しすぎてイブの日も教会に行く余裕もない、などという現実に負けてしまっていましたが 今年は久しぶりに24日の夜の礼拝へ。 

そう、この日の夜、教会に行くために街に出かけると・・・

あるレストランではカラオケパーティーらしき様子。 道路は深夜でも車が多く走っていて、しかも公共の乗り物(バスやトラム)も走っています。

え? 今日って、イブの日ではなかったっけ?

子供が作ったクリスマスの飾り

12月24日というと、午前中はお店も開いていて、クリスマスの祝日(25,26の2日間)の用意に忙しい買い物客で賑わい、午後になるとどの店も閉まり、人々は帰宅。 

家族とは離れて住んでいる人も午後までには家族のもとに帰り、夕方くらいには公共の乗り物すら走らなくなっていました。

静まりかえった街の中を寒さに震えながら教会まで足を運び、キリストの誕生を祝う劇を見たり、いつもより長いイブの礼拝に参加。そして、クリスマスの到来(25日)になると

Frohe Weihnachten!フローエ・ヴァイナハテン

と挨拶をして 帰宅し、プレゼントを交換してワインを開けて祝っていたものです。

今回出席した礼拝でのお説教で、牧師さんが
「クリスマスは何の日ですか?と言われて答えられない子供がいる」
とおっしゃられていましたが、ドイツですらクリスマスの本来の意味がわからない人が増えている事は本当に残念な事です。

(クリスマスは元々、冬至を祝う祭りがキリスト教の行事になったもの。キリストの誕生日には諸説あります。)

クリスマス・・・

家族とともに厳かな気持ちで教会に行く・・言ってみれば日本のお正月、元旦に近いかと思います。 
この日にヨーロッパを旅行しても、お店は閉まっているし、であまり面白くはありません。

クリスマスマーケットも、本来はクリスマス前まで開かれているものだったので、旅行でヨーロッパのクリスマスを味わうなら12月23日まででした。

が・・・
キリスト教信者が減少した、外国人が増えた、商売優先、という理由からか
クリスマスマーケットも、それまでは23日までだったところが、クリスマス以後も開いているし、24日のイブの日の夜だってバスが走っているし(教会に行くのに便利、といえば便利ですが)・・

あれ?クリスマスはどこへ? 

と、少々悲しくなっています。

ところで・・・

あのバブルの頃には、私はすでに日本を離れていました。

気がつくと、日本もクリスマスになると町中イルミネーションで華やかになり、それはドイツのクリスマスよりずっと派手、です。

(そういえば・・その昔、あるカトリックのシスターが「ドイツのクリスマスが世界中で一番美しいと思う」とおっしゃっていたっけ)

そして・・

え??と思うのが、いつのまにか日本では

クリスマスは恋人と過ごす日 

となっている事。 

確かに クリスマスのヨーロピアンな雰囲気、飾り付けや、それこそイルミネーションなど、ロマンチックで若者受けすると思いますが
恋人と過ごす日とか、恋人がいないとクリスマスが嫌だ、とか、なんだか「変」と感じてしまうのですが・・

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