ドイツに住んで 30年近くになるshirousagiです。
この30年の間、ドイツでも優秀な大学のある街に住んでいたり、外国人がほとんどいない田舎に住んだり、東西ドイツ統一の混乱にまぎれたり、工場があって工員ばかり住んでいる街にいたり、日本人の多い街に住んだり・・ドイツもあちこちに行ってきました。
先日、こんな記事を書きました。
少し前に話題に登ったとあるドイツのCMから
友人にドイツでの人種差別の事を聞かれ、それがきっかけで書いた記事です。
この中で
「頭が悪い人の方が(人種とか)差別をする」
といった事をどこかで読んだか聞いた、と書きましたが、先日、You Tubeを見ていると同じようなものがありました。
それはこちら。メンタリストDaiGoさんの動画です。(記事を最初に書いた時は別の動画で同じような事を耳にしたはずなのです。この動画はその記事より後に公開されているので)
IQの高い人ほど偏見がないよ!というお話です。
イギリスでの実験で、IQが高い人とそうでない人と、色々質問をして IQが高い人に共通した事が人種差別をしない、偏見がない、という事だったとか。
IQが高いとは必ずしも学歴が高い、というわけではありませんが、私個人の経験だと、大学街フライブルクではあまり人種差別されたことがなく、工場の多い街に住んでいた時は難民と間違えられたり、外国人=貧乏人と思われたりしました。
このDaigoさんの動画によると、認知能力が低い人が他人を外見などで決めつけて差別や偏見を持つのだそうです。
IQの高い人=良い人、とは必ずしも限りません。
が、私はドイツでドイツ人(というより、日本人に限定しない)相手にピアノを教えていて、
ドイツ人にとって外国人である私にレッスンをお願いする生徒さん、どの家庭の子も、私に初めて会う時も、特に「え?なに?アジア人?」というそぶりはなく、本当にドイツ人と同じように接してくれます。
最初は、掃除婦などで外国人を雇っている家庭が多いので、それで外国人になれているからかなあ?などと思っていました。
が、レッスンとなると私が先生です。日本人からドイツ人が教えを請うわけですから、少々掃除婦とは立場が違いますよね。確かに「ドイツ人でない、ヨーロッパ人でない人」への慣れはすでにあるのだと思いますが。
なんの偏見もないし、どの国から来ているのかとかさえ尋ねない人も多いのです。つまり・・彼らにとっては、ピアノをキチンと教えてくれる、そのやり方が気にいれば、ドイツ人だろうが日本人だろうが関係ない、ということ。
そういった、アジア人でも構わない、といった人たちが私の生徒として残るので(日本人に教えてもらうのは嫌だ、という人は私のところには来ません。当然ながら)ありがたくも、私の生徒は、ピアノはなかなか上達しない、ピアノの練習はあまりしない、という生徒であっても皆、とても暖かい人たちです。
学校の成績が良い子が多く、ご両親も確かに認知能力が高そうな人が多いです。
おかげで、楽しくドイツでドイツ人と暮らせていますよ。
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