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嵐「ザビーネ」が暴れました〜ドイツの悪天候

ドイツってこんな国!?
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本日(時差の関係でこれを書いているのはドイツではまだ2月10日)夜中からほぼ一日中、嵐、強風に見舞われたドイツ、北西部です。

今回の嵐の名前は「ザビーネ」(Sabine)。

瞬間最高風速が180km/hにも及ぶハリケーンがドイツ中を吹きまくったようです。

これを書いている現在も南ドイツの方では「ザビーネ」がまだかなり荒れまくっているようです。

DWD(Deutsche Wetter Dienst・ドイツ気象局)のアプリのお知らせによると

ドイツとオーストリア国境のあたり(そう、あのノイシュヴァンシュタイン城のあるあたり)では瞬間最高風速180km(秒速50m)のハリケーンだと教えてくれています。

怖いですね・・・

そんな強風に見舞われた本日(10日)は、週末にはすでに「月曜日は学校をお休みにします」と発表した地域もあり、また、日曜日の夜のコンサートホールやオペラハウスの催しは中止になっていました。

今朝もドイツ鉄道の列車は走らず。少なくともここノルトライン=ヴェストファーレン州は午前10時までほとんどの列車が走らなかったようです。

そんな1日。木々が風に煽られて、枝が折れて道路のあちこちに落ちていました。

この撮影時(外出中)はそれほどの突風ではありませんでしたが、それでも結構強い風で、風が吹いている音が建物の中まで聞こえてくるほどです。

ドイツで起こった嵐・ハリケーン

1~2年に1回くらいはハリケーン に見舞われているような気がします。

最近、ドイツで起こったハリケーンは

  • 1994年1月14日「Lore」瞬間最大風速129km/h、死者6人
  • 1999年12月26日「Lothar」最大272km/h(!) 死者は18人から嵐が通り過ぎた後の救助活動などで合計60人に。
  • 2002年10月27~28日「Jeanett」183km/h,死者12人
  • 2005年1月「Erwin」170km/h
  • 2007年1月18日「Kyrillan」ドイツだけで13人の死者
  • 2008年3月1日「Emma]169km/h、中央ヨーロッパで14人の犠牲者
  • 2010年2月28日「Xynthia」181km/h、ドイツでは7人が犠牲に
  • 2013年10月28日「Christian」171km/h,
  • 2013年12月6日「Nikolaus」185km/h、ヨーロッパで16人の死者
  • 2014年6月9日「Ela」142km/h、デュッセルドルフで2500本もの木が倒れ、街路樹なども約22,500本が被害に。NRW州だけで6人が犠牲に
  • 2015年1月「Elon und Felix」161km/h
  • 2017年10月6日「Xavier」201km/h、ドイツでは7人が犠牲に
  • 2018年1月18日「Friederike」142km/h、最高203km/hを記録したところも

このうち、記憶にはっきりと残っているのは2014年のEla(エラ)です。

この時はデュッセルドルフが大被害に遭いました。毎週訪問していた生徒の家の前でも大きな木が数本倒れ、その木の下敷きになった車が数週間そのまま放置されてました。

また、この時のハリケーンから数日は、倒れた木々の除去作業で道路の渋滞が酷かったものです。

2018年のFriederike(フリデリケ)も記憶に新しいところです。嵐が去った後、住宅街を歩くと、屋根瓦が道路に落ちているところがいくつか・・・怖いですね。

今回のSabineでは犠牲者が出ないと良いのですが。。。

なお、ドイツでは風速は時速で表します。秒速への計算はこちらの記事に書きました。

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