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ホームドクターの紹介状を持ってMRIの検査に行ってきました〜ドイツの医療システム

ドイツってこんな国!?
Michal JarmolukによるPixabayからの画像
この記事は約6分で読めます。

病気になるとつい弱気になりがちですよね。

現在の私が実はそれ。特に病気という訳ではないのですが、体調が悪く、先日ホームドクターのところに診察に行きました。

ドイツでは、病気かな?といったお医者さんに診てもらいたい、という時だけではなく予防接種やそれに関する相談、アレルギーなどの相談についてもまずはホームドクター(Hausarzt)のところに行きます。

今回、私はまずホームドクターの診察を受け、「念のために脳のMRIをとってもらいなさい」との事で、放射線科のある病院への紹介状を書いてもらい、とある大きな病院へ検査に行きました。

弱気になると病院に行くのも辛いかと思います。今回は私のMRI検査体験談です。もしもの時に、「(ドイツでは)MRI検査ってこういう感じね」と参考にしていただければ幸いです。

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まずは紹介状を書いてもらう

これは以前のブログ記事のように、ホームドクターが必要と判断すれば、すぐに発行してくれます。

電話で予約をとる

紹介状を持って該当する科のお医者さんの予約をとるのですが、MRI(磁気共鳴画像・Magnetic Resonance Imagingの略です)検査をしてもらうには、設備のある病院を知る必要があります。

この場合、ドイツ全国共通の電話番号116117に電話、かサイトで予約をとる事ができます。この時、紹介状(Überweisungsschein)にある「予約コード」と自分の住所(郵便番号)を告げます。

すると、なるべく早く予約が取れて、自宅に近い検査施設を探して予約をしてくれます。

その後、自分でも予約の確認を、該当する病院に連絡をしておきます。(大抵は翌日に電話をしておく様に言われるようです)

プライベート保険の場合は、ホームドクターのところで検査施設を紹介して予約を入れてもらう、MRI検査をしてくれる施設を紹介してもらい、自分で予約をとる、というケースもあります。

予約当日には早めに病院ヘ行く

ここからは私が受けたMRI検査の様子を書きます。

MRI検査でも体の部位や検査方法などで違いはあるかと思いますが、個人の経験も少しは参考になるかと思います。

ちなみに・・・ドイツ語ではMRTと言います。文字が一文字だけ違うので、最初は「あれ?MRIとは別物かな?」なんて思ってしまいました。

病院へ確認の電話を入れた時に、「予約時間の15分前に来てください。そうすればゆっくりと問診票などを書いていただけます」とのこと。

バスの時間を調べて、20分以上前には病院に到着するように行きました。

何しろ大抵の病院は大きいので初めての病院だと、どこに何科があるのか、探しまくるかもしれない、から用心して・・

そう、予約が取れた病院は、これまで私が一度も行ったことのない病院。ああ、無事に到着するかしら?(とはいえ、大病院への道には標識も立っているし、スマホのナビもあるし。で全く心配不要ですが)

病院のメインの入り口を探し、そこから該当するMRIの受付の場所を院内の案内図で探し、目的地に無事到着です。

問診票とか承諾書にサインする

受付で名前を述べて、紹介状を渡すと、問診票などを渡されました。

これは日本でもドイツでも同じですね。

検査を受ける前に、持病はないか、金属のものが体内にないか、などの問診。それからMRIを受けることの承諾、私は今回は造影剤を使われたので、その造影剤についての説明、稀にある副作用などの説明、それについての承諾書にサインをしました。

丁寧に読んでサインをしていたら、あっという間に検査の時間に。

MRI検査では身に付けている金属を外します

実は私は数年前に2度ほどMRI検査を受けたことがあるので、大体様子はわかっていました。なので、今回は最初からアクセサリーは全く付けず、服も金属の部品が付いていない物を着用していきました。

化粧もせず、朝に顔にクリームを塗っただけ。(アイシャドウとかは金属が入っている可能性もあります)

私の使っているコンタクトレンズはごく普通のものです。カラーコンタクトではないので、これは大丈夫とわかっていましたが、念のためにコンタクトを外せる様、ケースも持参していました。(不要でしたが)

カラーコンタクトは付けたままMRI検査を受けることが出来ない様です。

という訳で、靴を脱ぐくらいで検査準備完了です。

ちなみに、検査室の前に更衣室のような部屋があって、その部屋で準備をし、手荷物はその部屋(鍵がかかっています)に置いておきます。

レントゲン検査もそうですね。

MRIの撮影装置へ

MRIの撮影装置はドーム型でした。

ベッドに仰向けになって寝ます。足の膝あたりに枕を入れてくれて、とても楽に足を伸ばせました。

この検査のベッド、幅が狭いのですが、大柄な人の多いドイツ、どうしているのでしょう? 幅の広いベッドもあるのかしら?

今回は造影剤を注入しての検査だったので、腕の静脈に注射。実は・・・私の静脈は現れにくくて、医療関係者をこれまで何人泣かせてきたか・・なのです。

今回も検査の方がお困りに・・・私も辛かったけど。

検査がスタート

なんとか無事に造影剤の注入も出来、ヘッドフォンを付けて、さあ、撮影装置のドームの中に言ってきます!

3度目でも、ドームに入る瞬間はちょっと緊張します。

中では工事現場のような音がしますが、ヘッドフォンをしているので、それほど辛くはありません。気分が悪くなった、狭いところが怖くなった場合は、持たせてくれたブザーを押せば良いので安心です。

20分か、30分くらいたったでしょうか?

割と早く撮影終了。

ヘッドフォンや造影剤注入のカテーテルを外してもらい、ゆっくりと立ち上がります。そして、バッグや靴、上着などを置いた部屋に戻り、身支度。

その後、待合室で待っていると名前が呼ばれ、データ(MRI画像)の入ったCDを受け取ります。

これで、病院でのMRI検査(撮影)は終了です。

検査結果を知るためにホームドクターへ

データの入ったCDは自分用で、紹介状を書いたホームドクターの元にはMRI検査をした病院からデータが送られます。なので、改めてホームドクターの予約をとり、MRI検査の結果を教えてもらいます。

公的保険でも以上の検査は保険代で払われます。特に中年以上になると、体調が悪い、などトラブルがあれば、すぐにホームドクターにかかり、色々検査機関への紹介状を書いてもらって検査した方が良いですよね。

今回の検査結果、特に異常はなかったのですが、元気に生活するために、もっとストレス溜めないように、健康に気をつけて生活しよう!と心に誓いました!

(と、病院通いで腕に採血の苦労の跡〜青くなってます〜を見ながら、もう採血はいやだ!と思うこの頃・・・です。)

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