春になると見かけることがある道路標識がこれです!
Amphibienwanderung、カエルなどの両生類が横断するかもしれないので注意!
という標識です。ちゃんと道路標識の番号もついていて、これは145-15です。
春らしくなった1日、郊外をドライブしていてこの標識を発見!
手前の緑の三角形の標識は「自然保護地域」の標識。この標識があるところは、自然を壊してはならないという地域です。
そして、その先に「人間が横断する可能性があるので注意」と「カエルが横断するかもしれないから注意!」の標識が立っています。
春になるとカエルが産卵場所を求めて移動します!
この標識、1年中立っているわけではなくて、カエルの産卵シーズンのみです。つまり春のみです。
なんでも、カエルは春になると産卵場所を求めて、水のあるところに移動するのだとか。それも多くのカエルが一斉に移動するのだそうですよ。
その移動が道路を横切る可能性がある時、その道路にこの標識が、その移動の時期だけ立てられます。
この標識のあるところでは、車の運転手はカエルが道路を歩いているかもしれないから、気をつけて、ゆっくり走れ!と言うことなのですね。
カエルが歩いているかも?気がつくかしら?
しかもカエルの移動は夜が多いそうです。夜にこの道を走る場合は、しっかり前を見て、カエルを轢かないようにしなくては!
カエルの種類によっては、絶滅の危機に晒されているものもあり、NABU(ドイツ自然保護団体)は
「もしカエルを轢いてしまったら、できれば、轢いてしまったカエルの数を教えて欲しい」
と言っています。
いきなり車を止めて、轢いてしまったカエルの確認は難しいかと思いますが、それだけカエルも数が少なくなっているのかしら・・・
カエルが事故に遭わないようにカエルの道を作ったり、バケツでカエルを運んだりする人も
私はまだカエルが事故に遭って、道路で潰れているのは見たことがありませんが、気がついていないだけかもしれません。
カエルが人が作り出した車、道路によって、その命を失わないように、
- カエルのための道を作ったり、
- 道路脇にバケツを埋めておいて、カエルがそのバケツに入ったところ、バケツを持って、道路を横断して、またバケツの中のカエルを外にだしてやったり、
そうする人や団体もいるそうです。
カエルのための道はこちらで紹介しています。
いずれにしても、車でカエルを轢きたくないし、カエルにも元気で産卵に出かけて欲しいですよね!
それにしても、一度に100匹のカエルが移動していることもあるとか。どんな様子なのかしら?
にほんブログ村
応援クリックをありがとうございます!
コメント