1ヶ月以上前ですが、SNSを見ていると、日本の人が「手洗いを頻繁にしているので、手が荒れる!」とツイートしているのをよく目にしていました。
その時は「へえ〜〜大変だなあ」と他人事のように眺めていましたが。
それから1ヶ月もたたないうちに、我が家でも家族皆が「ハンドクリームはどこだ?」と騒ぎ出す(とは大げさだけど)事態に。
以前は普段から手洗いはしていましたが、今のように意識して「必ず石鹸を使って、30秒以上かけて洗う」と言う事はしていませんでした・・ね。
日本では当たり前の
- トイレの後
- 帰宅した直後
- 食事の前
の手洗いが、こちらヨーロッパでは必ずしも当たり前ではないことを以前書きました。
少々古い2015年のデータですが、ヨーロッパの国々では手洗いが全ての人にとって当たり前とは言えない、というデータがのっていました。

トイレの後、水と石鹸を使って手を洗うことを当たり前として行っている人の割合です。(グレーの国はデータなし)
このデータの中ではボスニアが96%、トルコが94%。ドイツはまあ、このヨーロッパの国の中では良い方で、78%の人がトイレの後に手を洗う、と回答しています。
ところがこの新型コロナウイルス騒動で手洗い、特に石鹸を使った手洗いが大事だとここヨーロッパでも言われています。
今回のコロナ騒動では「買い溜め」が大きな問題となりましたが、その中で特に売り上げが上がった物は

左から
- 石鹸
- トイレットペーパー
- ライス
- トマト缶
- 小麦粉
- 除菌・消毒液
の売り上げを2019年の8月から2020年の1月までと比較したもの。
それぞれ左から
- 2月24日〜3月1日(黄色)
- 3月2日〜3月8日(明るいオレンジ色)
- 3月9日〜3月15日(オレンジ色)
- 3月16日〜3月22日(赤)
の売り上げの変化です。(売り上げの絶対値ではありません)
消毒液はこれまでほとんど使われていなかったと思うので、コロナ騒動で「大変だ!」と買い占めが起こった最初の商品だったかと思います。
なので、新型コロナの国内感染が見つかった頃、いきなりそれまでと比べて700%も売り上げが増加。その後は生産が追いつかなくなったようで、先週は売り上げが低下しています。
それに比べて順調に売り上げが伸びているのが石鹸です。やっとみなさん、「石鹸で手洗いで十分感染予防できるんだ!」と認識されたのかな?
このグラフのタイトルは「トイレットペーパーの需要が3倍に!」です。本当にいまだにスーパーに行くとトイレットペーパーが売り切れています!(幸い、私は昨日トイレットペーパーをゲットしたのでホッとしていますが)
それにしても、これでヨーロッパでも石鹸を使っての手洗いが常識になると良いな、と思っています。
特にトイレの後は!
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