この日曜日はイースターサンデーですね。これを書いている4月10日金曜日は「聖金曜日」(Karfreitag)、イエス・キリストが十字架にかけられた日です。
祝日ということで、お店は営業していません。
コロナパンデミックで学校が休校、そして「接触禁止」になってレストランなどのお店が営業しなくなってからは、スーパーは日曜日でも営業して良い、(良い、というだけで義務ではない)となっていました。
ですが、イースターは大事な祝日。今日から月曜日までは土曜日をのぞいてお買い物は出来ません。(土曜日は祝日ではないのです)
例年だったらこの木曜日に「これからの4日分の食料!」と買い物に出かけるのですが、今年はスーパーへの買い物も出来るだけ避けたいので、ネットスーパーにまとめて注文、リアル店舗に買い物するなら出来るだけ人のいない時間を選びたいので、あえて祝日前は避けました。
買い物といえば、ここドイツでも(特にこの州)2月下旬に始まったコロナ騒動で、一気に買い溜めをする人が増えました。
ドイツの3人に1人は買い溜めに走った、と言われています。
ですが、その買い溜めする人も減って、各家庭、トイレットペーパーの備蓄も十分になった?とか。

グラフは2019年8月5日から11日の1週間の売り上げを100とした場合のそれぞれの賞品の売り上げ高の変移をあらわしたものです。
- オレンジ色=消毒液
- 赤=小麦粉
- 濃い青=石鹸
- 水色=トイレットペーパー
- 黄色=ビール
消毒液、小麦粉、石鹸、そしてトイレットペーパーは特に買い溜めで問題になった商品ですが、ここにビールの売り上げも乗っているのがドイツらしい?
ビールは特に買い溜めされていないのですよ。(余談だけど、夏でも特に急に売り上げが増えることなく、売り上げは横ばいなのですね。もっともこのグラフは8月からなので、暑い夏が去った後だからかな?)
トイレットペーパーをはじめ、小麦粉、石鹸の売り上げが下がってきているので「もう買い溜めは下火」と言われているのでしょうか。
トイレットペーパーはコロナウイルス感染症が広がっていようと、そうでなかろうと、それほど使用量に差が出ないと思うのです。
なので、さすがに買い占めした人は、しばらくはトイレットペーパーを買う必要はないですよね。
ハムスターがせっせと食べ物をほっぺにためて、ためて、もう入らない!状態になったらしばらくは新しい物を入れないでしょう。(入れられません!)
これで、お店に行くと普通にトイレットペーパーが手に入る様になっているのかしら。だと安心ですよね。
恐ろしく急激に売り上げが伸びた消毒液は、その後生産が追いつかず、売り上げが下がっています。また、店頭に並べば売り上げが上がりそうです。
石鹸の売り上げも去年に比べて伸びていますが、これはこれからも増加はなくても例年よりは増えるのではないかな?
何しろ、これまであまり手を洗わなかったドイツ人です!
2003年に終息したSARSのおかげでトイレの後に手を洗う人が増えたドイツ、今度はこのコロナで石鹸で手を洗う人が増えるかな?と(ちょっと期待)しています。
そして、トイレの後だけではなくて、食事の前にも手を洗う習慣がつくといいですよね。
ところで、トイレットペーパーがなくなったら・・・
日本にはほとんどの家庭にウォッシュレットがありますが、それがほとんどないドイツ。
もしトイレットペーパーが不足してしまったら・・・
- Waschlappenを使う・・・Waschlappen(ヴァッシュラッペン)というのはタオルで出来た体を拭くためのもの。今のように毎日のようにシャワーを浴びる習慣がない頃、またシャワーが浴びれない(病気とか)時に、使います。このWaschlappen でお尻を拭いて、使用済みは洗濯機で洗えば、何度でも使用できます!
- ビデを使う・・・ドイツではあまり見かけません。学生の時に住んでいたドイツ人の家にはありました。
- シャワーを浴びる・・・毎回だと大変ですね。大きな方をしたらシャワーを浴び、後はWaschlappen を使うとか。
- ウォッシュレットのようなものを使う・・・最近は一応、似た様な、トイレの便座についていて、お尻を洗うものが売っています。日本のウォッシュレットほど普及もしていないです。(というより、まだまだほとんど見かけないです。広告は見ましたが)

というアイディアがある、という記事を何箇所かで読みました。(例えばこれ)
そう、いざとなれば人間、トイレットペーパーがなくなったって、なんとかなるものです!(ウォッシュレットのないドイツだって!)
コメント