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今年のオクトーバーフェストは中止に!〜4月23日は「ドイツビールの日」

ドイツの飲み物
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本日(4月22日)の朝一番に聞いたニュースは

「今年のオクトーバーフェストは中止です」

ミュンヘンで毎年9月から10月にかけて行われるビールの祭り、オクトーバーフェスト。最近は日本やイギリスでもドイツのオクトーバーフェストを真似たイベントが行われるほどの人気ですね。

今年はコロナパンデミックにより中止が決定したそうです。

ドイツ国内はもとより、世界各国からも多くの観光客を迎えるオクトーバーフェスト。国内外合わせて600万人が訪問というから、今の状態ではコロナウイルスの感染が広まる可能性は大きい、と判断されて中止になっても仕方ないですね。

私が住んでいるNRW州からはバイエルンは結構遠いので、オクトーバーフェストを訪問したこともなければ、おそらくこれからもしないと思いますが、

このイベントを楽しみにしている人、また、このイベントで生活している人にとっては大打撃です・・・

毎年、9月ごろにはオクトーバーフェストの雰囲気を味わおう!と、青と白のバイエルンカラーのグッズ(コップとかお皿とかナプキンとか)がスーパーで売り出されます。

今年はどうなのかな?本家本元のオクトーバーフェストが中止・・・せめてお家でオクトーバーフェストするのかな?

このオクトーバーフェスト、始まったのは1810年。200年以上続いているイベントなのですね。中止になったのは今年が初めてではなく、

1854年、1873年のコレラ流行、そして第一次、第二次世界大戦を始めとする戦争によって今まで24回中止になったことがあるとか。

第二次世界大戦後でオクトーバーフェストが中止になったのは今年が初めてだそうですが。

4月23日はドイツビールの日

オクトーバーフェストが流れた、というニュースを聞いた翌日、4月23日は「ドイツビールの日」です。

1516年4月23日にバイエルン公ヴィルヘルム4世が「ビール純粋令」を制定したので、

1994年から4月23日が「ドイツビールの日」(Tag des deutschen Bieres)になったとか。

ドイツと言えばビール!と言われますが、それほどビールが好きな人ばかりでは、もちろんないし、昼間からどこでもビールが飲まれているかというと、そういう訳でもないし、

少なくとも私の周りのドイツ人は、夏の暑い日とかグリルをする日くらいしかビールを飲まない人が多いのです。

ですが、ドイツのビールは「純粋法」に基づいて、変な混ぜ物は入っていない!と誇りに思っている人もちらほらといるようです。

「ビール純粋法」とは

「ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」

というもの。これ以外の材料をいれて安上がりに作ろう、とかするとドイツビールではなくなってしまうのですよ〜〜

ドイツで好まれているビールはピルスナー

ところで、ドイツのビールの種類というと

上面発酵によって醸造される

  • アルト(Altbier)
  • ケルシュ(Kölsch)
  • ヴァイツェン(Weizen)

それから下面発酵によって醸造される

  • ピルスナー(Pils)
  • ヘレス(Helles)
  • メルツェンビア(Märzen)
  • エクスポートビア(Export)

といったビールがあります。

レストランでビールを注文する時は単に「ビール」だけだと注文をとってくれるウエイターさんが困ってしまうかも。

“ein großes Pils bitte!” (ピルスナー大ジョッキ1つ!)

ピルスナー。この写真だと3杯か

ドイツで好まれているビールはピルスナー(Pilsner Bier、Pils・ピルス)ですね。

データが少々古いですが、2014年と2015年のビールの種類別売り上げがこれ。

一番上はビール、ビールの仲間の総売上。

グラフには「ノンアルコールビール」やビールにレモネードを混ぜた「Radler」(ラードラー)も入っています。

(ラードラーは「Biermix」の一つです。)

一番人気はダントツのピルスナー。ここでの総売上の半分以上がピルスナーです。

私もレストランで飲むビールは大抵ピルスナーかな。見た目にもいかにもビールという感じですよね。

Altbier

ここデュッセルドルフとその近郊ならAltbierも欠かせませんよ!

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