当サイトは記事内に広告を含む場合があります

6月24日は聖ヨハネの日〜焚き火をする?

ドイツの行事
この記事は約2分で読めます。

今年は6月20日に「夏の始まり」の日を迎えたドイツです。

この夏の始まりの3~4日後の6月24日は洗礼者聖ヨハネの誕生日と言われています。イエス・キリストの半年前に生まれた、と言われていることから6月24日になっていて、夏至の日(Sommeranfang)がいつであろうと、聖ヨハネの日は6月24日です。

聖ヨハネの日、ドイツ語で「Johannistag」(ヨハニスターク)です。

キリスト教以前にもすでに夏至を祝う風習があったそうです。が、キリスト教が入ってきてから聖ヨハネの誕生日が夏至に近いことから聖ヨハネの日を祝うようになりました。

この聖ヨハネの日はドイツでも一部、南ドイツシュヴァーベン地方で祝われるのだそうですが、息子が通っていた幼稚園では祝っていました。ここNRW州でこの日を祝う幼稚園はほとんどないかもしれません。

この聖ヨハネの日の前夜、「聖ヨハネの火」(Johannisfeuer)を燃やします。(焚き火、キャンプファイアーのようなものです)この火が禍を追いやってくれると言われています。

そして、若者が肝試しとして この火を飛び越えます。

火を飛び越える時に体が綺麗になり、それからは病気にかからない、と言われています。

太陽が一年の中で一番長く姿をあらわしている日、その日は火で祝うのですね。(暑いなあ・・・)

もっとも、今年2020年は残念ながらコロナの影響でこの聖ヨハネの日のイベントをする町や村、幼稚園はないのではないかと思いますが。(聖ヨハネの火でコロナ禍も鎮まるかも、ですけどね?←禍を沈める火)

ところで、「Johannis」と言えば、Johannisbeereと言うベリーの一種があります。

その名の通り、「聖ヨハネの日」の頃に実をつける植物です。我が家の庭にも生えていて、毎年この時期に真っ赤な綺麗な実をつけます。

果物だけではなくてJohannisが名前についてるものは他にもあります。

Johanniskraut(ヨハニスクラウト)と言う黄色い花をつける草(オトギリソウ)、ちょうどこの時期ごろから花をさかせるとか。
Johanniskäfer(ヨハニスケーファー)と言う虫。これは蛍です。ちょうど6月も末、蛍が見られる頃ですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました