先日、こんなツイートをしました。
ピアノなどの演奏の本番でミスしたり、暗譜したものが頭から飛んでしまった時は、とにかく先に行く。戻って同じところをもう一度演奏したり、止まったりしない。
— shirousagi@ドイツ (@shirous79229247) March 31, 2021
そして舞台裏で事故の原因をつきとめて研鑽する。
これって、人生一般でもそうだよね。
先に進もう!
3月は年度末だったせいか、日本のピアノ教室では発表会が行われたところが多かったようです。(私はドイツ在住なので、発表会は夏休み前に行っていました)
そこで、発表会での演奏のビデオをいくつか見せてもらいました。
最後までミス一つない演奏はもちろんですが、ミスがあっても素晴らしい演奏もたくさんありました。
このピアノの生徒さんの発表会を聴きながら
「人生で失敗するダメな行動は、ピアノのレッスンを受ける時や人前での演奏での避けるべき行動に似ているな」
と思ったので、シェアします。
人生で出来るだけ避けたい、ダメな行動4つ
1. 出来ない理由を探す
レッスンに来て、開口一番「今週はテストがあったので練習出来ませんでした」。
このセリフ、私は一体何度聞いたでしょう。
テストといっても入試でも期末試験でもなくて、10分くらいの英単語のテストだったりするのです。
毎日数時間もピアノの練習をしなさい、と言っているわけではありません。
生徒のレベルからしても、週に5日、毎日10分で十分な成果が得られるようなレベルです。
それでも「テストがあったから」といった言い訳です。練習が出来なかった理由だけは毎週せっせと考えてきているようですが、出来ない理由ばかり探していてば、本当に出来るようにはなりませんよね。
2. 他人のせいにする(他責思考)
以前、こちらでも書いています。
私が(ピアノの生徒に)使うのを禁止している言葉2つ〜ピアノ以外でも使わないで
私の生徒さんに多いのは「この曲がおかしい!」と曲のせいにすること。
自分が練習をしていない、またはうまく弾けない、本番でミスをしたのは「曲のせい」だというのですね。
他人や他のものに原因がある、自分は悪くない、と言い続けていると人間、進歩なんてありません。
3. うまくいかないからと言って、すぐに投げ出す
人生での色々な場面でもありえると思いますが、ピアノで素敵な曲が弾けるようになるまで、時間がかかります。
とても楽しそうに素敵な曲を弾いている人も、そこまではかなりの時間ピアノの練習をしています。
「私もこんな曲を弾けるようになりたい!」と目標を掲げることはとても良いですが、ちょっと試してみただけでうまく行かなかったらすぐに投げ出す。
人生、それほど簡単なことばかりではないのに・・・(諦めが必要なものもありますけどね)
4. 少しの失敗でもしてしまうと止まってしまう
これが冒頭にあげたツイートで言いたかったことです。
人生、失敗はつきもの。仕事だって、趣味だって、何かをすれば失敗をすることもありますよね。
私なんて、毎日の料理、一体何度失敗したことやら。鍋を何度焦がしたか、数え切れません!
ピアノのレッスン中にちょっとミスをしただけで、止まってしまい、やり直す生徒が結構います。
やり直すのならまだ良いのです。中にはちょっとミスしただけで止めてしまって、「弾けません」と。
発表会などの本番ではミスをしても、とにかく先に行く。「ミスしちゃった!」という顔をせず先に行く。
ここで、動揺せずに演奏を続ける事ができるかどうかが、その演奏が成功するか失敗に終わるかを左右します。
少々のミスでは立ち止まらずにポーカーフェイスのまま演奏を続ければ、意外と聞いている人はそのミスには気が付かないものですよね。
そして、その失敗の原因はなんだったのか、舞台裏(発表会後)でフィードバックして今後の参考にするのはもちろん大事です!

こちらドイツはコロナ感染者がいまだ増え続け、多くの企業やフリーランサーの人が経済的に困窮しています。
春だというのに、世の中はまだ暗い!でも、この状況でも先に進むしかないのですよね。
この状況で何ができるのか?試行錯誤しながら、早く本当の春が来るのを待ち侘びています。
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