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日本が大好きなので言います〜「おもてなし」で騒ぐより、値段が安いのに危機感を持って欲しい

東京駅 経済・お金
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このブログのブログ名を見れば一目瞭然ですが、私はドイツに住んでいる日本人です。

・・・なんだけど、最近、タイトル変えようかな?と思うこともあるのですよ。

なぜって?

「海外に住んでいる日本人?『この国はいいわよ〜』と自慢するんでしょ?」と言ったような趣旨のことを目にするからです。

といっても、実はブログ名は変更する予定ないけど。

ドイツに住んでいるのは事実だし、書いてある記事の内容を理解してもらう前提に、「この書き手は日本に住んでいない」ということをわかってもらった方が良いと思うし、

第一、あたかも日本に住んでいる普通の日本人のようにブログを書いたところで、それは嘘の塊になりそうだしね。

どういうわけか、なんの縁があったのかわからないけれど、なぜかドイツに来て、ちょっとだけ滞在の予定が今だにドイツに住んでいるうさぎです。

そんなshirousagiですが、コロナ禍の前まではほぼ1年に1回ほど日本へ一時帰国していました。

一時帰国が人生で最大の楽しみ!というほど、一時帰国のためにせっせと貯金をして、仕事していました。今も、また自由に飛べるようになった日のために節約&貯金&仕事に明け暮れています。

はい、日本大好き!です。日本に収入源があれば日本に戻りたい!(本心)

もっともっと日本が良い国になってくれればなあ〜〜と思っています。

そして・・・実はここ数年、ちょっと、いえ、とても日本に対して危機感を抱いています。

私は国際的な大手企業に勤めているわけでもなけれは、経済に詳しいわけでもないし、政治にも詳しくないので、

「だったら、日本はどうすればいいんだよ〜〜?」に対する解決案はわからないのですが。

で、本題。(やっときた)

何に危機感をいだいているかって?それは

日本ってすごく安い!

これです。そして、なにか値上げあると、大反対の声が聞こえるということ。

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一時帰国の際に感じる、安い!

一時帰国すると、普段の数倍も外食をします。主にファミレスなどお値段が手頃なレストランに行くのです。

そこで、お値段の安さにびっくり!

え〜〜1000円もあればこれだけ食べれるの?いいな〜〜1000円って、10ユーロにもならない。10ユーロ未満でお腹いっぱい食べれるって、セルフ&テイクアウトのケバブとかソーセージくらい。

しかも、飲み物はお水で我慢すればタダ!無料!

いいな〜〜日本に住んでいるとこんなに安く外食できるんだ!

と、羨ましがっていましたが、はて?では、レストランの売り上げっていくら?従業員のお給料って、いくらなの?

成田空港(2019年)

「おもてなし」と親切さをアピールしているけれど、そこまで丁寧な対応もありがたいとは思わない

20年くらい前までは、日本でお店やレストランなどに行って、その対応の親切さが嬉しいな、と思っていたのですが、

正直言います、最近は、確かに日本の「おもてなし」とアピールされている親切な対応、悪くないですが、それほどだから日本に行きたい」とは思いません。

日本のサービスに慣れていて、外国で時には理不尽な対応を受けていても、日本での親切な対応は嬉しいけれど、そこまで感動しない。。。

お店でレジに行くと、お辞儀までしてくれて、丁寧にお釣りも手渡ししてくれる対応(今はどうなのかわからないけど)確かに丁寧だけど、別にそれは簡素でいい。

(ぶっきらぼうでなければ)

それより海外から日本に来て、嬉しいのは「安い!」ということです。

親切な対応に慣れている私でもそう思うのだから、海外から日本に来る外国人って、日本が安いのが嬉しいので来る気になるのだと思うのです。「おもてなし」は2番目か?3番目か?それより後かも。

(夫も初来日で「日本のレストランって、水がタダなのが嬉しい!」と言っていました)

ちょっとした値上げでも文句がでる

実はこの記事を書こうと思ったのはこの動画を見たから。

「ガリガリ君」の値上げの件、びっくり。

先日、「コンビニのプラスチックのスプーンの有料化」が問題になって、私が思うことを書きました。

レジ袋の有料化の時もそうだけど、私は有料化にすることが環境に本当に良いのかどうかはわかりません。

ただ、レジ袋は有料で使い捨てスプーンが消える国から日本に行くと、「へ〜〜無料なんだ」と嬉しくなるけれど、これって、外国人に搾取されることにならない?と思ってしまうのです。(大袈裟だけど)

値上げに反対して、なんでも安い、って、国際的に見ると

「日本って安い!」

だって、ドイツに暮らしていると、お給料は日本より高い(らしい)けれど、物価も高いから、日本で買い物したほうがお得

で、日本で食事や物品など安く提供しているって、そこで働いている人の犠牲の上に成り立っているのではないかなあ?(賃金が安い、とか)

そうやって頑張って安く提供したものは、物価の高くなった国の人が喜んで買っていくのだよね。

彼らのお給料は高いから。

ドイツに住んでいる私には、日本で安く外食できるのはメリットがあるけれど、日本が安い国になっていくのは見ていて辛い・・・です。とても辛い!

中田さんの動画のもとになった本はこちらです。

「安いニッポン 「価格」が示す停滞」(中藤玲・著)

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