shirousagi(しろうさぎ)です。
ドイツに住んで早くも30年以上!
ピアノを教えながら、主婦業をせっせとやっています。
詳しくはプロフィールをみてね!
先週の水曜日、14日から15日にかけての夜、豪雨に見舞われた、ドイツはノルトライン=ヴェストファーレン州に住むshirousagiです。
いや・・・本当に降りました。いくら日本の豪雨や台風に慣れている(いや、もう忘れつつあるけれど)とはいえ、降った、降った・・・
夜中に大雨に降られたので、実は、窓を閉めて、シャッターもしっかり閉めていたので、安心して眠ったのです。(日本では古い木造家屋に住んでいたので、その時の台風の方が怖かった!)
雷雨ではなかったので、それほど不安にならなかったのですよ。(雷怖い!)
が、朝起きて、ニュース見てびっくり!
まさかの水害・・・
幸い、私の住んでいる地域は「ひどい雨だったね」くらいで済みましたが、同じデュッセルドルフでも、地下室が水浸しになった家が。
そして、同じノルトライン=ヴェストファーレン州(他の地域でも)では犠牲者も多く出ました。(RIP〜安らかに眠ってください)
この地域で、これほどの豪雨に見舞われることが今までほとんどなかったので、びっくりしています。
2〜3年前は雨不足で悩んでいた
忘れもしない、コロナ禍が始まった2020年の3月は毎日快晴で、雨不足。その後、夏には天気が悪い日が続きましたが、まだまだ森の木々にとっては雨不足で、木が枯れはじめました。
クリスマスツリーの木(10年くらい育ったもみの木)が不足するのでは?と言われたくらい。
2018年の冬には降水量が少なくて、あの、今回氾濫したライン川が水不足でタンカーが通れない!といった大問題に発展していたのです。
(だからガソリンが高騰した)
なのに、なのに・・・
2021年は5月から雨が多かった
今年、2021年は
ドイツで一番良い季節!一番美しい月!と呼ばれる5月に
毎日雨・・・
こちらは月平均降水量。
青い棒グラフが2020年6月から2021年6月までの降水量です。(単位はリットル)
ここ1年の間に今年の5月と6月の降水量が一番多いですが、1961年から1990年の平均(赤)と比べても、5月と6月の降水量が多い!(2021年5月、6月とも月間降水量は95リットル)
(注:スマホで閲覧の場合は肝心のグラフの右側が見えません。スマホを横向きにしてください。お手数かけてごめんなさい!←解決策模索中)
(データ元はこちら)
もう、今年は春も夏も来ないのか、と思っていたところで、先日の大雨!
7月14日〜15日あたりの記録的な降水量
なんと、豪雨に見舞われた15日前後の72時間の降水量は、ハーゲンの近くで
182.4リットル
を記録したそうです。
たった3日で、今年6月の1ヶ月の降水量のほぼ倍!
地下室がダメージを受けないように
大雨の被害を受けて、まだまだ回復していない地域もあるドイツは西部ですが、この週末はとても良いお天気です。
早速街に出かけて散歩をしていると、建物に水が入らないように防いでいるところが。
こちらは空きになっている店舗の建物。
こちらは地下室の明かり取りの窓を塞いでいます。
とてもわかりにくい写真で申し訳ないですが、地下室の明かり取り、普通はこんな感じで、鉄格子が入っているところが多いです。
旧市街の古い建物でよく見かけます。
土壌がしっかりしているのもあって、地下室があるのが普通といえるドイツの家屋。
洪水が起こると一番に水が流れ溜まる地下室。
今回の豪雨で、地下室が心配になって覗きに出かけて、亡くなられた方もいます。
台風の時に海が心配になって見に出かけて亡くなられる方がいらっしゃいますよね・・・
地下室には大事なものは保管しないようにしよう。。。
(追記:7月17日のライン川。増水。まあ、水は汚い、といわれるけれど、この日のライン川の水はまさしく茶色・・・)
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