新鮮なお魚が食べれる日本の海岸の町で育ったshirousagi(@shirous79229247)です。
なのに、魚を入手しにくいドイツに来てしまいました。
最近は流通もよくなったし、第一、私が住んでいる町は日本人が多くて、あらゆる種類の魚を手に入れることが出来るようになりました。
が、ドイツに来たばかりの頃に住んでいた街には、魚があまりなかったし、30年前のドイツでは、今ほど魚を食べる人がいなかったのです。
そんな昔のドイツでも簡単に手に入った魚といえば、燻製か、冷凍。
以前からポピュラーだった冷凍の魚
冷凍食品の魚、といえばこれ!
マス!ニジマスです。(冷凍でなくても簡単に手に入る)
もっとも、魚を料理するのは苦手、どうしていいかわからないというドイツ人には、便利な調理冷凍食品も!
その調理済みの魚の冷凍食品といえば、これ!Fischstäbchen(フィッシュシュテープヒェン)
そして、私が昔お世話になったドイツ人家庭のお母さんが、「手抜きではない」と主張しつつ買っていた(?)ドイツのポピュラーな魚の冷凍食品といえばこれです!
Schlemmerfilet(シュレンマーフィレー)と呼ばれる、タラの切り身に衣がのせてあるもの。
本日はこれをランチにしました。
Schlemmerfilet=美食家の魚の切り身(?)
Schlemmerfiletという名前でドイツではすっかりお馴染みの冷凍食品。
- Schlemmer=美食家
- Filet=ヒレ肉、(魚の骨などを除いた)切り身
「美食家のための魚の切り身だよ〜」というわけなのでしょうか。
写真には「衣」と書いたけれど、衣というより、魚の上にのせているだけ。(トッピング?)
魚の上にのせるもので数種あり
この、トッピングというか、魚の切り身の上にのせるものを変えて、味が違う「シュレンマーフィレー」がありますが、典型的なのは
Schlemmer-Filet Bordelaise (シュレンマーフィレー ボルドレーズ)というもの。
フランス料理のボルドレーズソースのことかと思うじゃない。
違ったのよ。
紛らわしい名前よね。
なんでも、この場合のボルドレーズは「くっつけた」という意味らしいです。
ちなみに、ボルドレーズ以外には
- ほうれん草のクリーム煮(トッピングがそれ)
- イタリアーノ(トマトとかパプリカ、玉ねぎがトッピング)
- マッシュルーム(マッシュルームとパン粉のトッピング)
なども売っています。
私が個人的に好きなのは「マッシュルーム」です!
オーブンで焼くだけ
この冷凍食品、アルミニウムか紙でできた容器に入っていて、(最近は紙のことが多い)そのままオーブンで200度(〜225度)で45分くらい焼けば出来上がりです。
そう、冷凍食品です。焼くだけ!(だけど、私がお世話になった家庭のお母さんは「手抜きではない」と。魚だからか?)
魚には詳しくないドイツ人(30年前)
せっかくオーブンを使うので、オーブンで献立を完結させます!
では、本日の我が家のランチです!
この魚料理、約400gしかないのに、オーブンを45分(+指定温度になるまでの時間10分)も作動させるのは・・・
電気代が超もったいない!
しかも我が家のオーブンはドイツ一般家庭用の、ガチョウの丸焼きも焼ける大きさ。
なので、天板いっぱいに野菜などを一緒に焼きます。
本日は付け合わせにジャガイモとブロッコリー。
魚は紙皿から外して、ジャガイモと一緒に焼く。魚のトッピングから出る油やスパイスをジャガイモが受け取る!(少しだけど)
一緒に焼く野菜によっては、200度で45分も焼くと焼きすぎになるので、その点は野菜を後で付け足したり、先に取り出したり。
45分経過。できました!
ブロッコリーは電子レンジで調理するのが一番美味しいと思うけれど、余計な電気代かけたくないので、オーブンへ。色が悪くなったので、チーズをかけてごまかす〜!
グラタン皿ごとテーブルにのせ、あとはドイツ流に各自が各自の皿に好きなだけとって食べます!
3人で食べ尽くしました。ごちそうさま!魚、美味しかったよ〜
このSchlemmerfiletを作り出したのは
ドイツの魚の冷凍食品で有名なIglo(イグロ)社で1969年のことですって。
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