先週の土曜日、2022年7月9日現地時間13:47に南部ドイツでマグニチュード4.1の地震が発生しました。
ドイツで地震が発生するところはここ
wikiからドイツの地震が発生する場所の地図を拝借してきました。(wikipedia “Liste von Erdbeben in Deutschland”より)
ドイツ国内の地震の危険度を表している地図。
黄色、赤といった色のついた地域が、地震が発生しやすいところです。
西はデュッセルドルフからオランダ、ベルギー国境のアーヘンから、ライン川沿い南下して、スイスとの国境まで。
そして、ドイツ東南部のケムニッツ周辺が地震が発生しやすいところです。
今回発生した地震はここ
今回、7月9日に地震が発生したのは、シュヴェービッシェ・アルプ(Schwäbische Alp)のヘッヒンゲン(Hechingen)。
南ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク州のテュービンゲン(Tübingen)のすぐ南にある町です。
上の地図で見ると、やはり赤い!
幸い、今回の地震による被害、犠牲者は出ていないようですが。
私の周りで起こった地震
ドイツでは地震は発生しない、と思われていますが、実は小さな地震は時々起こっています。
上の図は、西暦1000年からの地面の揺れの記録から作られたもの。
私がドイツに住み始めてからの、ここ30年の間にも20回以上の地震が計測されているようです。
この中で、私も覚えているのは、1992年4月13日にオランダのルールモントで起こったマグニチュード5.9のもの、それから2011年9月8日にオランダ国境に近い町で起こっマグニチュード4.6の地震です。
1992年の地震の時は・・・
その前日に友人と夕食を一緒に食べていて、子供っぽい友人がナイフを舐めたので(マナー違反!)
「ナイフなんか舐めて、地震でも来たらどうするのよ?舌を怪我するわよ!」と言ったら
「ここはドイツよ。地震なんてないわよ!」と堂々と返事をされたのですよ。
・・・で、翌日の朝ニュースを聞いていたら、明け方の3時にドイツ国境に近いオランダのRoermond(ルールモンド)で地震発生した!、と。
まさか本当に地震が発生するなんて!
この地震は、ドイツで観測された地震の中でも大きいもので、木々が倒れ、屋根の瓦が飛び、怪我人も出ました。被害額がドイツで約15億マルク(7.5億ユーロくらい)と言われています。
ちなみに私はこの時、ラインラント=ファルツに住んでいたので、揺れは感じなかったのですが、ここNRW州デュッセルドルフにいたら揺れを感じたかと。
ケルンでは被害が出ています。あるお年寄りが地震にびっくりして、その後心臓に負担がかかって亡くなったとか。
私が当時住んでいたのは、そのケルンから約200km離れた町でした。
2011年の地震の時は・・・
この時の地震はドイツのGoch(ゴッホ)と言う、オランダとの国境にある町で発生。
その時までGochと言う町があるのを知らなかったのです。が、この町でイベントが催されて、その見学に行き、町に住む人と知り合い、デュッセルドルフまで帰宅したところで地震発生。
ドイツでは滅多に起こらない地震が、行って来たばかりの町で発生して、ちょっとびっくりしたわ
ゴッホで知り合った人が「揺れたわ〜もうびっくり!」。
地震に慣れていないから余計に怖かっただろうなあ。
日本に比べたら、ドイツで地震が観測されることは本当に少ないし、発生しても、それほど大きな地震ではないようです。
でも、地震がない、とは言えないのですよね。
ここデュッセルドルフとその周辺は、しっかり地震発生可能地域だし。
温泉だってあるしね。(西のアーヘンとか、南ドイツにも温泉がある)
地震を予知はできないけれど、地震対策はしておいた方がいいようです。
寝室に背の高い本棚を置かないとか。
クローゼットは壁に固定しよう!
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