先日、久しぶりに車でアーヘンまで出かけてきました。
アーヘンで買ったお菓子Printen(プリンテン)、本当はクリスマス菓子として有名です。
なので、この暑い8月のある日に紹介するのも変ですが、今日はこのアーヘン銘菓(銘菓ってドイツにはない)プリンテンを紹介します。
アーヘン生まれのPrinten(プリンテン)
Printenという名前を見て「これは・・・もしかするとPrintから来ている言葉?」と想像したら当たりました!
英語の「print(プリント)」とオランダ語の「prent」から来ているのですって。
元々、レープクーヘンのような生地を型に入れて、絵をプリントして作っていたところから、プリンテンと呼ばれるようになったようです。
レープクーヘン (独: Lebkuchen) は、蜂蜜・香辛料、またはオレンジ・レモンの皮(オレンジピール・レモンピール)やナッツ類を用いて作ったケーキの一種
(wikipedia「レープクーヘン」より)

レープクーヘンのような生地ということは、色々なスパイスが入った、ちょっと茶色い蜂蜜の入った、ケーキというより、膨らんだクッキーという感じの生地ね。
レープクーヘンのようなお菓子は、結構古くから存在したらしいです。が、材料などが改良されて、「アーヘンのプリンテン(Aachener Printen)」として作られ始めたのは1820年頃からですって。

プリンテンは茶色い氷砂糖の粒が中に残っていて、
食べているとカリカリ!となるのが特徴と言われているの
プリンテンはこれで出来ている
企業秘密もあるそうですが・・・
- 小麦粉、水、蜂蜜、テンサイなどのシロップ
- 香辛料(シナモン、アニス、チョウジ、カルダモン、コリアンダー、オールスパイスなど)
- オレンジピール、レモンピール、ジンジャーなど
- Pottasche(炭酸カリウム)

お店によって材料が少々違うということは・・・
色々なお店のプリンテン食べ比べを楽しみたいなあ!
スパイスが効いているお菓子ということで、慣れない人にはちょっと苦手な香りかもしれません。でもこれがドイツのクリスマス!
これがプリンテン

プレーンなプリンテン以外にも、粉砂糖がかかったものとか、ナッツがまぶしてあるものとか。
よく買ってくるのは、板状になったものだけれど、プリンテンのお店には色々な形のものがたくさん!どれも美味しそう〜。

これはイースターの直前に出かけた時に見たプリンテンのお店のショーウインドー。うさぎさんのプリンテン!

うわっ!かわいい!可愛すぎる!
その時に買ったプリンテンはこちら。(こうして沢山のうさぎをアップする!)

誰?クリスマスのお菓子のイースターバージョンを夏に記事にするのは!
プリンテンで有名なお店「Nobis」
アーヘンには 「プリンテンといえば、ここ!」と言われる お店があります。
それはここ、1858年創業、アーヘンとその周辺に36店舗も構えるNobis(ノービス)です。


赤い看板が目印です。
ノービスのお店によっては カフェが併設されていて、軽食にサンドイッチとか、ケーキにコーヒーで一息つくこともできます。

やっぱりケーキよね!

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