ガス、電気代の値上がり、後継者不足で多くのパン屋さんが閉業をしているとか。ドイツのパン職人のパン作りって、2014年にユネスコの無形文化遺産に登録されたというのに、残念なことです。
そんな本日は、昔からよくドイツのパン屋さんで見かけた「チョコクロワッサン」をいただきました。
どのパン屋でも売っていたチョコクロワッサン
これがチョコクロワッサンです。
今回いただいたのはパンの上のチョコレートが少々崩れていたので、見かけが悪いけれど。
以前、連休前のパン屋さんで一度に大量のパンをもらった時にもチョコクロワッサンがありました。
写真左上にひっそりと佇むSchokocroissant(チョコクロワッサン)。
大抵のパン屋さんでは四角い形のパンに棒状のチョコレートが2本入っています。
(今回いただいたのは棒状のチョコが1本にしか見えないけれど)
このチョコクロワッサンはクロワッサン生地でなくて、Plunderteig
このチョコクロワッサン、食に関しては国際色もなく、バリエーションの少なかったその昔からドイツのパン屋さんの店先でよく売られていました。
ショッピングで街を歩いていて、ちょっとお腹空いたな〜(でもスタバって当時はなかったし)パン屋さんの店先でパンでも買って、歩きながら食べよう!
パン屋の店先の屋台のようなコーナーで「疲れたから甘いパンが欲しいな〜」と思って見ると、甘いパンは「チョコクロワッサン」だけ。
「日本だったらクリームパンとかあんぱんとか、ドーナツとかあるのになあ」と思いつつ、
「チョコクロワッサンください!」
クロワッサン大好きな私は、このチョコクロワッサンに多大な期待を寄せてしまったのです。
一口食べて、「あれ、これはパリパリのクロワッサンじゃない・・」
ちゃんとドイツでも「Croissant」とフランス語由来の「クロワッサン」という名前だったんですよ。
だけど、これはクロワッサンじゃない!
実はドイツの「クロワッサン」って、クロワッサン生地ではなくて、「Plunder生地」のことが多いのです。
いえ、「多かった」かな?(最近はフランスのクロワッサンのようなパンもよく見る〜嬉しい!)
プルンダー生地はデニッシュ・ペストリーみたいな感じ。
デニッシュ・ペストリーがプルンダー生地の一種
ドイツのプルンダーはデニッシュ・ペストリーよりも硬い感じです。
プルンダーもクロワッサンも、パン生地を伸ばして、バターを塗って、何層にも重ねたもの。
大量のバターを使うから、クロワッサンって罪だと思うわ。美味しいから困る!
でも、このチョコクロワッサン、そしてドイツのプルンダー生地はそこまで何層にも重ねなくて、普通のパン生地みたい。
チョコクロワッサンしかなかったから、それを食べていたけれど、これが私の好物だと思われて・・・30年
サクサクのクロワッサンが食べたかったのに手に入らなくて、唯一の甘い、あまり硬くないパンだったドイツの「チョコクロワッサン」を選んで食べていたら・・・
これが私の好物だと思われて、早30年です。
いえね、覚えてもらっているだけありがたい、と思うことにしているけれど、今やパン屋さんには色々な種類のパンがあるのに、
「ほら、チョコクロワッサンだよ、好きだろ?」
と出されると、実はこの少々パサパサのチョコクロワッサン、それほど好きじゃないんだけどなあ〜別のパンがいいな〜と思いつつ、食べているshirousagiです。(何度か訂正したけれど、アップデートしてもらえない)
まあ、これはこれで美味しいので良し!
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