これをアップする9月19日、天気予報では台風14号が九州に上陸した、と伝えてきました。
被害が出ないことを祈ります。
昨日、友人が「台風のため停電だった」と知らせてきて、「そういえば、日本にいる時は停電ってよくあったよね」と思っていたら・・・
急に当たりが真っ暗!そう、ここドイツのとある町でも停電が起こったのです。
停電になるのでは?という不安が増大している
このところ、エネルギー危機が叫ばれていて、この冬のガス代、電気代が一体いくらになるのか不安な毎日ですが、お金さえ払えば電気のある生活ができる、という保証はないようです。
急増した「停電への不安」。
そんな夜、いきなり部屋の照明が消えて、あたりは真っ暗!
え?もうドイツは電気不足??
それとも我が家にはもう電気は来ないの??
と、0.1秒くらい思ったけれど、急に電気供給ストップになるはずはない。
これは、送電でどこかでトラブったのかな?
我が家では急に家電の動きがストップすると、夜間の場合は家の前の街灯の様子を見ます。
この街灯も消えていたら、「この地区は停電」。
実は、ちょっとした停電はこれまでも何回か発生しているのです。なので驚くことはないのですが、状況が状況だけに・・・不安が募った?
停電でパニックになるドイツ人
もう夜も9時過ぎていたのに、いきなり家の前は騒々しく人の声が。
どうやら停電でびっくりして、近所の様子を見に来た人々のようです。
我が家の夫も隣人に電話して、停電の確認。
お互いに電気のブレーカーの確認もしている。
ろうそくの用意をして、私が持っていた充電式の懐中電灯を取り上げ「電池が切れたら困る!」とスイッチオフ。
そりゃ、この停電が何時間続くかわからないから、不安になるのはわかるけれど、これまでの停電の時よりパニックになってない?
・・・パニックになるのもわかるけれど。
スマホのバッテリーも20%を切っていたので、あせったけどね
「私たちが焦ってもどうしようもないし、最悪、明日まで寝てしまえば照明はいらないのに」と思ったのだけどね。
険しい顔で暗い雰囲気。軽い冗談など耳を貸してくれないドイツ人夫・・・困ったわ。
私のこれまでのドイツでの停電経験
ドイツは自然災害が日本に比べるとずっと少ないので、人々は自然災害には慣れていません。
私たちの世代だと東西ドイツ分裂は経験していても、ベルリン封鎖も戦争も経験していません。
台風も来ないし、地震もない。いきなり避難生活をということがない。
なので、家にも「非常用持ち出し袋」がありません。(少なくとも我が家では)
数年前に当時の首相メルケル氏が「10日分の食糧は備えておいてください」と言ったのですが、大抵の家だと食料品は週に何回かまとめて買う、というのが普通なので、パントリーにはいつでも10日分の食料品はあるので、「非常食を用意しなくっちゃ」と考えたこともありません。
自然災害が滅多に発生しないのもあって、停電も滅多に起こりません。
とは言っても、あるんですよ、停電。
私がドイツに来たばかりの頃は本当に停電がなくて、ドイツ生活の最初の10年は全く停電を経験してしていません。
ところが、20年位前?初めてドイツで停電を経験。と言っても数分だったけれど。
後で理由を聞いたら、本当かどうかはわかりませんが、当時はネットが普及し始めた頃だったので、
「それまでなかったネット、PCの利用で電気の需要に供給が間に合わなくなった」と。
これ、本当かどうかはわかりません。そういう噂をチラッと耳にしただけなのです。
当時は「へえ、そうなんだ」と、妙に納得。
ここ10年の間では3回以上は停電を経験しました。どれも数分程度でしたが。
学校に避難する、という事態が起こりませんように!
ところで、電気、ガスなどエネルギー不足になり、寒さで困る人や電気供給がストップした場合に備えて、州や自治体でも色々対策を立てているようです。
そして、いざという時には「学校に避難させる」とか「暖房が効かず寒さで困っている人のために学校に避難させて「暖かい部屋」を作る」などの案も出たり、消えたり。
地震で学校が避難所になる、ということはないドイツですが、エネルギー危機で学校に避難、という事態が起こりませんように!!
しかし、
これまで「停電」はドイツ語表記(Stromausfall)だったのに
今やドイツのニュースサイトを見ると「Blackout」って英語表記よ。
ドイツ語はどこへ?
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