10月も早くも中旬ですね。朝晩、冷え込みが厳しくなりました。
もうすぐ寒い冬。寒い日にはこってりとした温かいものを食べたい!
11月になるといよいよ「ガチョウ」シーズンが到来します。
ドイツでは11月11日の「聖マルティン祭」(St.Martin)からクリスマスといえば
ガチョウのロースト!です。
11〜12月の定番ご馳走メニューのガチョウ
春から秋にかけて大きくなったガチョウ。
しっかり脂ののったおいしいガチョウのローストはご馳走!ということで、11月からのご馳走といえばガチョウのロースト。典型的な組み合わせは
- ガチョウのロースト
- 紫キャベツ
- ジャガイモ団子(Kartoffelklöße)
です。デザートは
- 焼きりんご
我が家では2年前のクリスマスディナーで食べました。
毎年11月1日から「ガチョウのロースト」を提供するレストランが多かったけれど
この時期にガチョウを食べるのが伝統、というわけで、毎年11月、12月になるとレストランでも「ガチョウのローストメニュー」が大人気だそう。
日本だって、お正月にはおせちを食べないと気がすまない、とかありますよね
わかるな〜我が家でも以前はクリスマスといえばガチョウだったわ。ガチョウのないクリスマスなんて・・・だったわ。
ガチョウのロースト、値上がりはやむを得ない
ところが、今年はレストランでも「ガチョウのメニュー」をやむなく提供しない、とか、値上げするといったところが増えているのですって。
このインフレで値上げは仕方ないわよね
ある村のレストラン、昨年までは26ユーロ(約3,600円)のメニューが今年は38ユーロ(約5,300円)!!
値上げの原因は
- 従業員の賃金引き上げ
- 家賃の値上げ
- エネルギー代の高騰
- 必要な他の食材も値上げ
なにより、ガチョウそのものも値上げ!
この春、すでにガチョウを育てる農家はガチョウの雛の購入を少なくしたのですって。
ガチョウを育てるにも、餌の値段が2倍に膨れ上がっている
↓
レストランに卸す、お店で売るガチョウの値段が上がる
↓
値上がりしたガチョウはあまり売れないかもしれない
↓
売れ残るリスクを避けるために育てる雛の数を減らす(減らした)
残念だけど、そりゃそうよね。
ガチョウが売れ残ったら農家も経営が成り立たなくなるわ・・・
そうして、この世にローストされるために出るガチョウも減る・・・
Ente(鴨)も美味しい!
ドイツのこの時期のご馳走No.1は、というわけでガチョウなのだけれど、ガチョウは高い!
となったら代用品です。
ガチョウの代用品で一番よく食べられているであろうと思われるのは「鴨」。
なぜか、「ガチョウより下」と思わている鴨。でも鴨肉って、柔らかくて美味しいですよね!
15年くらい前に、とあるホテルのレストランでパーティーがあり、そのパーティーで演奏のお仕事をいただいたとき、演奏後に「鴨のロースト、オレンジソース添え」を頂きました。
これが・・・めちゃくちゃ美味しかったのです!そのレストランのコックも評判良かったので、また行って食べたい、と思ってお値段を調べたのですが
私には支払い無理!なお値段だった(涙)
あれ以来、クリスマスメニューに「鴨のロースト、オレンジソース添え」があると食べたくなるのだけれど、「クリスマスはガチョウでしょ」な家族に押されて、鴨とオレンジソースにありつけていません・・・
この冬こそ鴨のロースト、食べたいな〜(でも家のオーブンを使いたくないので自分では作らない!←電気代高騰のため)
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