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生活レベルを下げるのはとても難しい、節約ばかりするのは難しい

色々思ったこと
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こんにちは、ドイツに住むshirousagiです。

昨年の夏頃からエネルギー危機が叫ばれていたドイツ。電気・ガス代の高騰で、エネルギーの節約が毎日の話題になっていました。

本当に9月ごろはニュースサイトを見ると、テーマが節約の記事ばかり。

ところが、最近はそれほど「節約、節約」と叫ばれていないような気がします。電気代やガス代の高騰が一時より落ち着いたからかもしれません。

なんとなく「節約疲れ」も見えるような・・・気もします。

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これまでの家中暖かい、いつでも温水が使える生活は手放せない

去年の夏には「オフィスの室温はこれまでより低くしましょう」とか「公共の建物の廊下は暖房を入れません」と言われていました。

役所や大学などの建物内の廊下は、おそらく暖房は入っていない(か、少しだけ)になっているのではないかな?と思いますが、そういう場所って、コートやジャケットを着たまま歩きますよね?

オフィスやお店に行っても、これと言って「この冬は寒いな〜」と感じることがないのですよ。

shirousagi
shirousagi

これまでが暖房を効かせすぎ、というのはあると思うけど

ガス代も電気代も、騒がれたほどには値上げがなかった、とはいえ、1年前よりはずっと高い。

でも、お金さえ出せば使える限り、これまでの家中暖かい生活、いつでも温水シャワーを十分に浴びれる生活に慣れていると、いまさら「暖房なし、温水なし」な生活って

出来ない!

ですよね・・・

shirousagi
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暖房なしって、それだと風邪引くわ

よほどのことがないと、生活レベルを下げるのは難しい

実は、毎朝晩の洗顔・歯磨きの時に、「ガス代節約に温水の温度を下げようかな・・」と思いつつ、結局いつも通りに温水で洗顔しています。

歯磨きの時は水でも構わないけれど。

そうして、洗面台に向かいながら、思い出すのは・・・私が大学生の頃までは蛇口をひねったら温水が出る、という生活ではなかった!ということ。

shirousagi
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40年前ごろの日本の田舎の古い家って、そんなものだったのよ

温水はお風呂とキッチンにガス温水器(ガス湯沸かし器)があるだけだったわ。

実家も、大学生の時に住んでいたアパートも古い建物だったので、温水の水栓はなかったのです。

だから「もし、ガスがなくなっても、冷たい水道水だけでも生きていけるわ〜」お湯が欲しければ、電気ポットで沸かそう!なんて思っていたのです。

現在、ありがたいことに、ガスが来なくなった、という事態は逃れているので、お金さえ払えばいつでも温水が出てくる生活が続行できています。

実家より寒いドイツで過ごしているとはいえ、いつでも水栓から温水が出る生活を30年以上続けた今、温水のない生活をしろと言われたら・・・とても難しいわ。

1度生活レベルが上がると、下げるのはめちゃくちゃ難しいなあ、と思いながら歯磨きをしているこの頃なのです。

生活レベルが低い国に住んで

暖かいお湯を使いながら、思い出すことは・・・

その昔の、ドイツが東西に分かれていた頃のこと。

日本からドイツに渡った時は西ドイツに住んでいたのですが、仕事の事情で東ドイツに引っ越したのです。

その当時はまだ、東ドイツ、ドイツ民主共和国だったのですよ。(ベルリンの壁が崩れた直後だったけれど)

そこは、まだまだ西ドイツとは比べものにならないほど、生活のレベルが低かったのです。

車、家電は信じられないくらい粗末だし、お店に行っても、物がない!あっても日本人の私にはとても古ぼけて見える!

暖房だって、調理のコンロだって、薪とか炭。(当時の西ドイツはすでにスイッチ1つでOKだった)

国のあまりの貧しさ、生活レベルの低さに落ち込んでいた私。

そんな時、当時50歳くらいだった知人(1940年頃の生まれ)に「日本だって、その昔はこんな生活だったわよ。何をわがまま言っているの?」と叱咤されました。

shirousagi
shirousagi

励ますつもりだったのかもしれないけれどね

理論上では、「こんな生活、私だってやったんだから、あなたにも出来る」だろうけれど、実際は、それより便利な生活を知ってしまった後では

生活レベルを下げるのは無理!

shirousagi
shirousagi

でも、あの頃は「日本も昔はこんな生活だったのよ」と言われて、

我慢できない私が悪いのだと思っていたわ

今なら言えるわ、生活レベルを下げるのって、本当にめちゃくちゃ難しい!

便利な生活から遠ざかるのは、本当に難しい!

旅行などで、生活レベルの低いところに一時的に住むのはいいのです。また便利な生活に戻れるのがわかっているから。

あの当時の私には、東ドイツからいつ脱出できるのかわからなかったし、東西ドイツの統一後、旧東ドイツで旧西ドイツのレベルの生活をいつになったら送ることが出来るようになるのか、さっぱりわからなかったのです。

辛かったなあ・・・

shirousagi
shirousagi

生活レベルが上がるというのも考えものよね

そうそう、私がドイツのトイレに我慢できるのも

ウォシュレットも便座ヒーターも知らないままドイツに来たからかも

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