本業は「ピアノの先生のはしくれ」のshirousagiです。
学生の頃は「楽譜は宝」、一生の宝物だから高くても買いなさい、と言われてきました。
必要なのはたったの1曲なのに10曲も入っている楽譜を買うと、とりあえずはその楽譜の90%は必要ないわけだけど、「楽譜は宝」だから買って損はしません、と言われました。
確かに音楽に関わる人間としては楽譜は宝物なんです。
若い頃はせっせと集めた楽譜
すぐには使わない、当面練習する予定のない曲の楽譜もチャンスがあったら購入しました。
定価で買ったこともあるけれど、それは必要になった時に買ったものだけ。その他は
- 楽器店が時々楽譜のワゴンセールをしていた
- 亡くなった人の遺品の楽譜をもらった
- もう必要ないから、という人から格安で中古の楽譜を買い取った
- 終活で楽譜を処分している人からもらった
おかげで有名どころのクラシックのピアノ曲の楽譜は大量に持っています。
楽譜は格安で手に入ったり無料でもらえると嬉しくて、せっせと大量に集めました。
ピアノを教えているので、レッスンで使えるような易しい曲の楽譜も必要だし、生徒さんが興味を持ちそうなポップスの曲の楽譜も欲しいし、生徒に差し上げるコピー譜も欲しい。
こうして様々な曲の大量の楽譜を所持していました。
なにしろまだ若かった時のことです。この先の自分にはまだ時間がたっぷりあるし、どんな生徒を教えることになるやら、どんな曲を自分が弾きたいと思うようになるか、まだまだ未知数。
あれもこれも必要かもしれない、と楽譜をかき集めていたのです。
誰もが楽譜の処分に苦労している?
本棚にずら〜と所狭しと並んだ楽譜は私の宝物だったのです。
ですが、自分も歳をとるけれど、周りも歳をとる。そして経験するのは
- 遺品整理として楽譜を大量に処分しなくてはならなくて困っている遺族
- シニア世代の知人が「もう私には必要ないから差し上げる」と持ってくる楽譜
先日はピアニストで私より2歳年上の友人が「これから弾くことはないと思う楽譜をリストにして、欲しい人にあげる」と告知していました。
みんな、あれほどの宝物だった楽譜でも、手放すんだ〜!
古い楽譜や専門書をたくさんもらったのでサクサクと片付けました
私も自分の体力があるうちに集めまくった楽譜を整理して、必要最低限にしておきたい!
シニアになると、残りの人生で必要ないものがわかる
既に何度か楽譜の整理はしていますが、これまでは主に、「古くて紙が傷んでいる、貰い物(遺品)の楽譜の処分」でした。
私が使う(弾く)かもしれない曲ではなくて、紙が傷んでいて古くて使えない楽譜を処分したのです。
ですが、そろそろレッスン仕事もおしまいだな、と思い始めた私。
もう私の人生では
- 気に入っていなかった「ピアノ教本」(初心者用)。これまでは研究材料にと思っていた
- これまで結局使わなかったレッスン用の楽譜(曲集)
- 所持している出版された楽譜のコピー譜(生徒に渡そうと思っていた)
- 同じ曲の出版社が違う楽譜(同じ曲が2冊以上)
- 解説や練習方法が入っている楽譜
- 全く好みではない曲の楽譜
これらの楽譜は私には不必要です。手放すことに決定。
処分したのはコピーした楽譜だけでも10cmくらいの高さ。楽譜は18冊処分した本日です。
これ以外にも買取サービスに7冊ほど楽譜を買い取ってもらいました!
特にあちこちにバラバラと散らかっていたコピーの楽譜を処分できて本当にスッキリ。
頭の中までクリアになりました!
とはいえ、手元にはまだまだ楽譜はあるのよ。
自分で楽しむための楽譜はまだ欲しいけれど、あまりにも難しい曲の楽譜は手放そうかな。(難曲を手がける気はもうない)
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