数年前、自宅のキッチンのリフォームをしました。
ドイツに来てからこれまで色々なキッチンを使ってきましたが、おかげで「ここはこうしたい!」と言ったキッチンへのこだわりができて、出来るだけ自分の希望通りのキッチンになるように考えに考え抜いて作ったのが今回のキッチンです。
予算と既にキッチンとして作ってある部屋の大きさなどの関係から、100%希望通りというわけではありませんが、今のところとても気に入っています。不満はありません。
今回のキッチンをこうしようと思うに至った、これまでの私のキッチン経験をメリット、デメリットだと思う点を挙げながら紹介したいと思います。
全て、スマホのなかった時代、今のようにネットに情報をあげることのなかった時代に経験したキッチンなので写真はありません。
粗末な図で、どんなキッチンだったのか想像してください。
田舎の古い、手入れのあまりされていない家のキッチン
今回紹介したいのは、30年以上前に住んだドイツの田舎の古いキッチンです。
ここはダイニングキッチンになっていました。
大体の配置がこんな感じ。
とても古いキッチンで、コンロやシンクなどは単体。
広いダイニングキッチン部屋にボツンボツンと置かれていました。
とにかく広くて、効率が悪くて使いにくかったのです。
日本の古い大きな家の土間にあるようなキッチンに似ていると思うわ
このキッチンの気に入った点
はっきり言ってなし。
あえて言えば、冷蔵庫が壊れたらそれだけを交換すればいいし、シンクを新しくしたければ、それだけを交換すればいいという点。(システムキッチンだと電化製品だけを交換するのが結構面倒)
後はダイニングのテーブルが部屋の真ん中にあったので、調理した食事を運ぶのは楽でした。
このキッチンのデメリット
デメリットはたくさんあります。
- 広すぎて調理中に走り回らなければならない
- 水栓がシンクのところにしかないのに、コンロはこの部屋の対角線上!とても遠い。鍋に水を入れて火にかけるという作業がどれだけ大変だったか!
- フロアキャビネットもウオールキャビネットも開戸で使いにくい。でも収納力だけは抜群だった。(広いから)
- フロアキャビネットの上はもちろん作業台。この部分が広くて、調味料など出しっぱなしにしておいても邪魔にならなかった
このキッチンから私のこだわりになったこと
それはもちろん
- 広い(広すぎる)キッチンは嫌だ!
- コンロやシンクがまとまっているレイアウト
コンロやシンクがまとまっているって、キッチンだと当たり前だと思いますよね。ところが古い古い、セントラルヒーティングの入っていないような家(今のドイツだと珍しい)では、まだ、このような部屋の壁にコンロが置いてあって、別の壁にシンクがあって…という家があるんです。
現代のキッチンだとほとんどシステムキッチンだけど、とある豪邸に行ったらキッチンが(個人の家なのに)日本の学校の調理実習室の如く広くて
「こんなに広いキッチンは嫌だ〜」と思っていました。綺麗なシステムキッチンだったけれどね。
写真のようなコンロも使ったことがある。電気ではなくて木炭だったのよ。
今回紹介したキッチンでは電気コンロだったけれど。
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