一人暮らしの時は気にしませんでしたが、家庭を持ってからの引越しのたびに一番気になるところがキッチン!
1日に3回も食事を作るとなると(いや、ドイツだと1日1回でよし)毎日のこと、使いやすくて手入れしやすいキッチンかどうかってとても気になりますよね。
私は2019年にやっとの思いでキッチンのリフォームをしたのです。その時、それまでの経験から色々こだわりポイントを挙げて、なるべく私の理想のキッチンとなるようにしました。
今回はそんな私のキッチンのこだわりを生むきっかけになった、ドイツで経験したキッチンの一つを紹介します。
今回のキッチンは古い集合住宅の小さなキッチンです。
狭いけれどとても使いやすいキッチンだった
今回紹介するのは、30年以上前に住んだ、ドイツのとある田舎の集合住宅のキッチン。
なにしろ粗末な建物で、ドイツ人大好きのシステムキッチンではなかったのですが、住宅にすでに設置してあったのは嬉しかったです。(ドイツではキッチンが設置されていない物件が多い)
細長いスペースにいわゆる「I型」に並んだシンクやコンロ。反対側にはウォールキャビネットやフロアキャビネットがあり、フロアキャビネットの上はもちろん、作業台として使えました。
II 型(2列型)といえますよね。
クローズドなキッチンで食べる時は全てリビングダイニングに運ばなくてはならなかったのはちょっと不便でしたが。
ちなみに周りは壁(窓とドア以外)。アイランド型ではありません。この当時はドイツにはアイランド型のキッチンって見たことがなかったなあ。日本にはあったけれど。
このキッチンの気に入った点
このキッチンのメリットはダントツで調理しやすかった、と言うこと!
とにかく調理中の動線が短くて済みました。
シンクで洗った食材を持って180度振り向けば広い作業台。コンロと冷蔵庫が近いのも便利。(欲をいえばシンクと冷蔵庫が近ければもっとよかったのに)
ちなみに黄色の部分、通路はそれほど幅広くはありませんでした。(測っていないけれど、1mくらいだと思う)
コンロは電熱線のもので使いにくく、(暖かくなるまで時間がかかる)お掃除もしにくかったけれど、作業をするには断然便利なキッチンだった、とず〜と私の頭の中に記憶されています。
使ったのは半年くらい。短かったせいなのか、使いにくかった記憶がない。
このキッチンのデメリット
一人で作業をするには広さ、レイアウトともに問題なし。
今の自分がこのキッチンを使うとしたら、ダイニングまで食事を運ぶのが面倒だと感じただろうなあ。
子育て中だとキッチン作業中に子供の様子が見れなくて不便だったかも。
このキッチンの私のこだわりポイント
このキッチンを使ってから、キッチンはII型(2列型)にしたい!と決意!(ったって、作れなければ仕方ないけれど)
冷蔵庫も備え付けだったけれど、特に良い製品ではありませんでした(日本より家電の質がずっと遅れていた当時のドイツ)。それでも「あのキッチンはよかったなあ〜」と思ってしまうのは
動線が短い
と言うのがとてもメリットになっていた証拠かな。
にほんブログ村
応援クリックをありがとうございます!
コメント