せっせと片付けをしているshirousagiです。
すでにこのブログで何度も書いてしまいましたが、去年の夏に友人の一人を亡くしました。彼女は読書が大好きなピアニストでした。
彼女が亡くなってから、ご主人が遺品整理に明け暮れているようですが、なにしろご主人も80歳。流石に体力や気力がなくて、遺品整理は難航しているようです。
特に山のように大量にあった本と楽譜の処分には本当に困ったとか。
これは他人事ではないな、と自分に言い聞かせているこの頃です。
何しろ私も本、楽譜、CDに関してはかなり大量に持っていました。今でもまだまだたくさんあります。
大量に紙の本をもっていたわけ
まだ電子書籍が今のように普及する前は、本といえば紙媒体のものを買うしかなかったのです。まあ、当たり前だけど。
本棚に並んだ本を見ると、なんとなく自分が賢くなれた気がして優越感に浸っていました。
今考えると本を所持しているだけでは私にはなんの変化もないのに。
今回は私がどうして大量に本を持つことができたか、持っていたか紹介します。
1.ドイツ語の本
ドイツでは本は定価で買うと結構なお値段がします。が、頻繁に本屋さんの店頭で安くなった本が売られていたのです。(今でも売られています)
最初から安価に売るために印刷されたような本もたくさんあります。主に料理のレシピ本とか。
カラフルで大判の本がこんなに安いんだ〜!と一時はレシピ本をたくさん買いました。
こちらの記事の写真はそのような安く買った本です。
オールカラーで写真がたっぷり入った200ページ以上の大きな本(A4より少し大きい)が1000円程度で手に入ったのです。
中の写真を見るとどれも美味しそう!たった1000円程度なら、と特に考えもせず買い込んでいました。
また、本屋さんの店頭にワゴンセールのような形で本が売られていることも多いです。
これらには「Mängelexemplar」(欠陥商品)と言うスタンプが押されています。新品の本です。
これで定価が10ユーロくらいの本が2ユーロくらいで手に入ったのです。(今なら定価15ユーロくらいの本が5ユーロでゲットできる、かな)
「欠陥」と書いてあるけれど、全く欠陥印刷物とは思えないのですが、このスタンプを押すことで定価で売らなければならない本を安く売ることができるのかと。
写真はオペラのガイドブック。
あまりオペラには興味がないのに、「わ〜この本(有名で日本語訳も出版されている)が1冊たった200円くらいで買えるんだ!」と。
それが嬉しくてこのオペラガイドブックだけで15冊持っています。
30年前に買って、今まで一度も読んでいません(汗)
いくら安かったとはいえ、合計で3000円程度の無駄使い…
30年前にはまだあまり本を持っていなかったのもあって、「欠陥商品」と言うスタンプ付きの本をおそらく100冊以上は買ったはず。そのほとんどは読むことなく手放しました。
2.日本語の本
日本語の本も大量に持っています。
この理由は「一時帰国の時にしか日本語の紙の本が手に入らないから」。
日本滞在中に少しでも興味のある本を見るとすぐに買ってしまったし、ましてやブック○フのようなお店に出かけると音楽関係の本は片っ端から買っていました。
こうしてスーツケースに詰めるだけ本を詰めてドイツに戻り、その後は…読まない…
一度に大量にモノをゲットするとありがたみがなくなるわ
3.雑誌
こちらも大量に所持していました。このうち、ドイツ語の雑誌は全て処分しています。
休憩がてらにちょっと雑誌でも、と言う時にドイツ語の雑誌は読む気にならず。(スーパーの広告なら見るけど)
では、どうしてたくさん所持していたか?
それは雑誌だと普通の単行本より安く手に入る気がしていたんです。
その理由で日本の音楽関係の雑誌もかなり持っています。いまだに。
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次回はこうしてたくさん買っていた本をどうして買うのを止めようと思ったか紹介します。
本は読みたいと思った時に買うことにした②〜雑誌はできるだけ買わない!
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