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肉食だから断食も簡単だしパンとハムばかりでも大丈夫なドイツ人(?)

ドイツってこんな国!?
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本日も本棚にある紙の本の「読み尽くしプロジェクト」をしていて手にとった本、

ドイツ文学者の小塩節氏の著書「ドイツの都市と生活文化」に出てきたのは

彼ら(ドイツ人)は肉食動物(人種)だから、何食か抜いて我慢し、一気に食べ溜めをすることができる。小さな草食動物の日本人は小鳥のように、しょっちゅう少しずつ食べないと、からだがもたない。そしてドイツ人は、肉からヴィタミンを摂れるらしく、野菜はあまり摂らなくてもいい身体である。

(「ドイツの都市と生活文化」日々の生活・ドイツ寸描/パーティーより)

いや〜ほんと、彼らは肉食だよね。このヴィーガンの時代、健康面で困らないのかな?

(以下、科学的根拠はありません。私が周りのドイツ人を見て、体験から思ったことです)

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動物性タンパク質を多く摂るドイツ人

なんでも欧米諸国の人は動物性タンパク質の摂取量が多いそうです。

肉食の歴史…ヨーロッパで肉食文化が栄えた理由」というサイトによると

消費カロリーの内訳をみると、欧米諸国の多くは動物性由来が30%前後。しかしアジア・アフリカ諸国は多くても20%前後で、10%に満たない国も数多く存在します。

日本人だって昔から肉を食べていた、と言っても、伝統的な食事を見ると少なくともドイツのは本当に肉(動物性)のものが多いです。

まだまだ食卓が国際的ではない、とある東部ドイツの田舎に出かけた時の3日間の食事を一度このブログに書いたことがありますが、再掲すると

  • 1日目夜・・・到着が遅れ、パンとハムの夕食
  • 2日目朝・・・小型パン(Brötchen)とジャム、バター、コーヒー
  • 2日目昼・・・葬式の後の会食、オープンサンド(ライ麦パンにハムとチーズだけ)、ケーキ
  • 2日目夜・・・滞在先(知り合いの家庭)に戻ってKaltes Essen(パンとハムとチーズ)
  • 3日目朝・・・小型パンとジャム、バター、飲み物はコーヒー
  • 3日目昼・・・知り合いに作ってもらったサンドイッチ(ライ麦パンにサラミを挟んだもの)
  • 3日目夜・・・帰宅。疲れてしまって料理する気なし。お昼の残りのパン。

2泊3日の旅行中の7回の食事、一度もひとかけらも野菜が出ていません!それでもドイツ人は誰も文句を言っていません!(周りはお年寄りばかりだったし←野菜があまりない時代に育っている)

ドイツで家庭でライ麦パンで作る一般的な「サンドイッチ」というのはButterbrotとも言われる、ハムやチーズなどだけを挟んだパンです。野菜は入っていません。

shirousagi
shirousagi

どこやらのハンバーガーだってレタスやピクルス、トマトなんかも入っているのに…

同じ記事で紹介した、デュッセルドルフ郊外の田舎風レストランで体験した「イースターブランチ」の食卓にのぼっていたのは

  • コーヒー、ミネラルウォーター
  • パン(ライ麦パン、小麦粉の白いBrötchen、全粒粉のBrötchenなど)
  • ジャム、蜂蜜、ペースト
  • サラミ、ハム、ベーコン
  • チーズ、クリームチーズ
  • 茹で卵、スクランブルエッグ、卵サラダ(卵をマヨネーズであえたもので、野菜は入っていない)

こちらでも野菜はありません。(あえて言えば、飾りのプチトマトが大皿に1個)

それでも誰も文句言っていませんでした。(内心で「野菜がない!」と困っていたのは私一人だったと思う)

この食事体験を日本の友人らに話したら

「え?野菜はどこ?こんな食事で大丈夫?」

伝統的に(気候から)元々ドイツ人は日本人よりずっとずっと「肉食」です。

shirousagi
shirousagi

だから 歯の形も微妙に違うみたい

ウサギは「食べ放題」で飼育した

日本人は草食動物。草食動物といえば、我が家には今年始めまでウサギがいました。

ウサギの食生活は「食べ放題」。牧草や野菜は食べ放題にしておけ、とのことだったのです。少なくとも牧草は食べ放題。いつでも食べれるように牧草入れに入れてありました。

ところが、私のお友達のハヤブサ(猛禽類・肉食)の食事は1日1回だけ!

しかもたまに「断食」の日もあるんですって。(野生だと獲物が見つからなかった日は何も食べれないところから、ペットになっているハヤブサにもわざと食事を与えない日があるのだとか)

ウサギに断食(1日でも)をさせると命に関わるんですが…ハヤブサにはわざと断食の日もあるのです。

肉食動物は肉だけでビタミンが摂れるの?

お友達のセーカーハヤブサ

お友達のハヤブサは毎日ヒヨコとか鳩しかもらえません。(ウサギだって牧草か野菜と果物だけだけど)なのに肉だけで生命に必要な栄養は全て摂取できるのですよね〜。

人間の場合はもっと複雑なのだろうけれど、小塩節氏の著書によると「肉からヴィタミンを摂れるらしく」。

全く野菜や果物を食べない場合はドイツ人にとっても体によくないと思うけれど(東西分裂時の野菜が少なかった東ドイツ人の体型は酷かった)それでも日本人ほどたくさん野菜を摂らなくても、ビタミン不足に陥りにくいのだろうな〜と思ってしまいます。

shirousagi
shirousagi

そうでないと、あれだけハムやらチーズやらライ麦パンだらけの生活に耐えられるはずがない!

1日1食でも耐えられるドイツ人

いや、全てのドイツ人がそうだと言うわけではありませんが。

実は我が家のドイツ人、朝食はほとんど食べず、お昼は食べたのか?と言う感じでも平気で、夜になるとドカ食いをしています。

夕食しか食べない日もあるようで、それでも苦にはならないらしい。(健康診断の結果も良いです)

草食動物日本人の私は毎日ちゃんと3食(以上)食べないと気が済まないのに!

せめて、一時帰国の時にドカ食いして、ドイツに戻ったら断食できる体が欲しいなあ。

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