20歳ほど年上の一人暮らしをしている友人Hさんが「膝が痛くてあまり歩けない」と連絡してきたのが先週週末。
その時は電話口で「痛くて動けない時は遠慮なく連絡して!車で行くから!」と伝えました。
月曜日の昨日、気になって電話連絡したら
今日、ホームドクターのところに行って痛み止めをもらってきたよ。
ドクターが外科医の診察を予約してくれた。
明日行って診てもらうよ。
車の運転ができなくなったHさん。
予約時間が早朝なので、外科の診療所には手伝ってあげられないけれど、帰りは家まで送ってあげることができるから、
診察が終わったら連絡ください!
せめて診察後の帰宅はお手伝いをしよう、と申し出ました。
診察を待たされること2時間ですって!
友人のHさんは足を悪くして「Rollator」(歩行補助具)がないと長時間歩けません。
ドイツも高齢化が進んでいて、このRollatorを持って歩いている人をよく見かけるわ。
私が住んでいる地域はとても多いの。
Rollatorはこんな歩行補助具です。
これを持って通勤通学で激混みするバスに乗って診療所まで出かけるのは大変!危ない!
タクシーを利用すると言っていたので、それもいつもだとお金がかかって大変。せめて帰りくらいはHさんを車で送ろう、と決心。
予約の時間は8時。なのに10時になってもHさんからの診察終了の連絡が来ない…
こちらからHさんに電話すると
8時から2時間も待って、今やっと呼ばれたよ。
これから診察。
ホームドクターが外科の診療所に予約の電話を入れず、Hさんが自分で電話していたらきっと
診察は3ヶ月先になって、その間に足の痛みがなくなる可能性が大だったから、2時間くらい待っても3ヶ月も待たずに診てもらえたのは良かったけれど、
2時間、じっと待合室で待つ…2時間も待ったのか😭
レントゲン検査では異常が見つからないからMRIって、3ヶ月待ち?
診察が終わったと言う連絡が入ったのが11時。
実はその時間に宅配のランチが届くことになっていて、急に診療所に行くことになったため、ランチのキャンセルができなかったHさん。
私はお迎えの前にランチを受け取りにHさん宅前まで行き、ランチを受け取って車に乗せ、それからHさんを迎えに診療所へ。
無事にHさんを自宅まで届けることができましたが、Hさんが自宅に戻ったのは、朝家を出てから実に5時間後。
朝、タクシーに乗って診療所に向かってから帰宅するまで5時間もかかったのです。
お疲れ様でした〜Hさん
Hさんの自宅に到着して、「ランチをご馳走したい」という申し出に甘えて、一緒にランチを食べながら診察結果を聞いたら
レントゲン検査では異常が見つからなかったから今度は病院の予約を取ってMRI検査だよ。
予約がとれるのは…多分…3ヶ月後だよねえ…
3ヶ月も待っていたら、足の痛みはなくなって(痛くなくなること自体は良いけれど)MRIをとっても痛みの原因は不明になるかも…
この、病院の予約がなかなか取れない件、本当にどうにかならないのかな?
明日は我が身、老後の不安がひしひしと
友人のHさん、今日は何度も「おかげで助かった!ありがとう!」と言ってくれました。
いえいえ、これまでお世話になったのはこっちの方だから〜
それに、ここで私も将来のために徳を積んでおきたい。(結局エゴな私)
いや、他人事ではないわよ。
長生きするのはいいけれど、
長生き→仕事からは引退していて特にすることがない→ひとりぼっち
自分が長生き→友人やパートナーらは先に旅立つ→ひとりぼっち
子供がいても子供には子供の生活がある→ひとりぼっち
一人でも元気になんでも自分でできれば良いが、怪我や病気になると高齢なだけに一人では病院にも行けない→助けが欲しいけれど、ひとりぼっち
どんなに元気なつもりでも、高齢で食事を作るのすら辛くなることもある→なのに家には一人
どんなに「家で一人でこもっているのが好き」な人間でも、年齢と共に衰える身体よ。
若くても怪我をした時には一人では料理もできなくて困ったのよ。将来、後期高齢者になって体があちこち痛んでも、一人暮らしだったら誰にも助けてもらえないかも?
おまけにここは外国…(めちゃ辛いので、海外移住を考えている人は老後の事も考えて!)
話し相手が欲しそうだったので、Hさんのところでゆっくりとランチを食べ、おしゃべりをしてから帰宅。
一人暮らしをするHさんの様子を見ながら、将来一人暮らしになってしまうかも、そうしたら不便さと孤独感に襲われるかも、と不安になってしまいました。
孤独感を感じる一人暮らしのシニアは多いそうで、だからスーパーに「おしゃべりレジ」というのがあるところがあるのか〜(オランダの話)
徳を積むため(!)またHさんのところにお喋りに行ってきます!
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