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ドイツの貧しい食生活の中で、私は比較的恵まれた話

ドイツってこんな国!?
この記事は約5分で読めます。

Xのポストを見ていると「そういえば、私がドイツに来たばかりの頃は〜」と昔を思い出すことがあります。(年寄りの戯言)

今回は食事の話。

(ちなみに引用されているポストの「1年間留学したのに…」は本当によくある。誰でも海外に住んだら外国語が自動的にしゃべれるようになるって思ったらダメ!

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ドイツで短期ホームステイをして

人生で初めてドイツに来た時、ホームステイのプログラムに参加しました。

午前中はドイツ語を勉強して、午後はフリー。宿泊はドイツ人家庭です。

ある日、お世話になったホームステイ先の家族が「日本食を作って欲しい。学校の日本人仲間も招待して日本食パーティーをしよう!」と。

早速、その語学学校で知り合った日本人仲間7人に声をかけると、皆喜んで参加してくれるとのこと。

当時のドイツで手に入る食材を使ったり、日本から食材を持ってきていた人から提供してもらったり、でテーブルにはたくさんの食事が並び、楽しいパーティーとなりました。

翌日、学校でその仲間に会うと、皆、異口同音

「あれだけたくさんのものは久しぶりに食べた!」

「久しぶりに食事らしい食事をした!」

と。

shirousagi
shirousagi

え?
確かに楽しかったけれど、たくさんの食べ物が並んだけれど、あの家ではいつもそれくらいたくさんの様々な食べ物があるのに?

よくよく話を聞いたら、他の日本人学生がお世話になっていたホストファミリーで出ていた食事は、唯一まともな食事をするランチですら「適当に冷蔵庫にあるものを食べてね」だったのです。

shirousagi
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ドイツの朝食はパンとジャム

夕食はパンとハム、チーズで量は少ないし〜

ところが私がお世話になった家庭は、郊外に住んでいたから語学学校までは遠くて不便だったけれど、ランチは最低5品はあって、量もたっぷり!

メインの肉料理にサラダ、付け合わせのライスやじゃがいも料理、デザートまでありました。ちゃんと毎日違うメニュー。

朝食はパン以外にもミューズリーもあったし、フルーツもたっぷり。

夕食は伝統的な「カルテスエッセン」(パンにハム、チーズ)だったけれど、ヨーグルトがあったり、ランチの残り(サラダ)が出てきたり、で、量だけは十分だったのです。

当時は若かったからお腹いっぱいに食べれればそれで満足な私だったし、とにかく食事に不満はありませんでした。

shirousagi
shirousagi

あの語学学校の日本人メンバーの中で

私が一番たくさん食べていたと思う!

2度目のドイツ滞在で

2度目のドイツ滞在でお世話になったドイツ人家庭では、食事の量はそれほど多くはなかったけれど、お母さんが健康志向(インテリなドイツ人女性によくある)。

それにお母さんは自称「料理が得意」(日本人が見ると、それほど得意とは言えないけど)。

食べ盛りの男の子が2人(+女の子)いたせいか、食卓には沢山の食べ物が並び、ランチは結構美味しかったのです。(そのへんは「料理が得意」を認めてあげよう〜上から目線だな)

おまけに健康志向なので野菜料理がドイツ人家庭にしては多かった。これは草食動物日本人には嬉しいポイントです。

肉食だから断食も簡単だしパンとハムばかりでも大丈夫なドイツ人(?)

夕食はかの「カルテスエッセン」だったけれど、日本人は夕食にも温かいものを食べる、ということを知っていたお母さんが、ランチの残りが出ると私にくれました。

shirousagi
shirousagi

「残りもの」というと聞こえが悪いけれど、毎日同じパンを食べるより、ランチの残りのハンバーグとかサラダの方が嬉しかった!

そして、時には夕食にもスパゲティーなど温かい食事が出ていたのです。

おかげでこの時もドイツ人家庭の食事には満足していた私です。

当時の東ドイツに出かけた時

私が学生時代はまだドイツが東西に分裂されていた時。

西ドイツでは日本のような生活を送ることができたけれど、当時の東ドイツの生活は

グレー、灰色!

お店にだってまともな食品があまりない、という状態でした。

それを見たくて、東ドイツの家庭にお邪魔したことがあるのですが、時期がなんと「クリスマス直後」。

で、その家の遠い親戚が西ドイツに住んでいて、その親戚から食品をクリスマスプレゼントとしてもらったばかりの時だったのです。

おかげで食卓はいつも割と(!)美味しい食べ物がいっぱい。(今の日本人だと「そこまで美味しくない」と言うと思うけれど)

その家庭の人は皆、食べることが大好きだったので、食卓にはいつも沢山の食べ物。

今思うと、貴重な西ドイツから来た食品を私にも分けてくれていて申し訳ないなあ、だけど、当時は「へえ〜ここでもこんなに沢山の食べ物があるんだ」とこれが普通だと思っていました。

寒い国だから野菜や果物が不足していたけれど、お世話になった家庭は田舎の家で、野菜や果物は自分の畑で育てて、地下室に瓶詰めなどで大量に保存していたのです。なので野菜やフルーツももたっぷりといただきました。

いや〜私も食べることが好きなのよ。食べることが好きな私はドイツでも食べることの好きな人を引き寄せていたのかな??

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コメント

  1. Momo より:

    こんばんはー。

    それはラッキーな食生活でしたね。
    私の夫の実家、親戚の家などでの食事もそれほど粗食ではありませんでしたが、やはり日本の食事と比較してしまって、私には日本が恋しい理由の一番はやはり食事で。。。

    こちらで3つ異なる病院に入院したことがありますが、食事の美味しかったのはMarien hosipital Duesseldorfで、酷かったのはHelios hospital Krefeldでした。。。

    どちらにももう戻りたくありませんが、もし入院しなくてはならない場合は、Marien hospital一択!と思ってます。(笑)

    • shirousagi より:

      Momoさん、

      あまり味にうるさくないからか?作ってもらえるならなんでも良いからなのか?ドイツ人家庭での食事にはあまり困っていなかったのですが、
      …実はありました!そうです、義両親宅での食事はめちゃくちゃまずい!(ご、ごめんなさい!)
      いや、これもメリットもあって、だから私がどんなに手抜きをしても義両親に「あなたの料理は美味しい」と言ってもらえるんですよ。

      病院食も評判悪いですよね。30年前に入院した時は本当に嫌になりましたが、なんと!ここ3年ほどの入院では食に満足してしまっています。入院しなくてもいい、日帰りでも良い、と言われても入院したという…

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