ベーコンという塩漬けした豚肉の食品加工品がありますが、ベーコンというと薄切りにしたものを思い浮かぶ人が多いと思います。
美味しいですよね〜カリカリに焼いたベーコン!体にはあまりよくないと言われようが、たまには食べたいベーコン。
この薄くスライスされたベーコンですが、私がドイツに来たばかりの頃は手に入らなかったのです。(専門店に行けばあったかもしれないが)
ですが、最近はディスカウントスーパーでも手に入るようになりました。その名も英語そのままに「Bacon」!
今日は私はその薄くスライスされたベーコンを使ってよく作る料理を紹介します。
塩漬けの豚肉は塊しかなかった!
以前はですね、ベーコン(SpeckとかSchinkenと呼ばれている)はこんな塊しか売っていなかったんです。
これをナイフで適当な厚さに切って、パンにのせて食べる。
私はベーコンはスープの出汁をとるのに使うことが多くて、この塊をさいの目に切って使っていたのですが、これが超がつくくらい面倒!
切るのが大変だったわ
ところが、いつからか(25年くらい前?)賽の目に切ってあるベーコンがパックに入って売られるようになって、スープ作りがとても楽になりました!
そして、いつの頃からか?あの薄くスライスされたベーコンが簡単に手に入るようになったのです。嬉しい!
ベーコンを使ったお好み焼き
お好み焼きというと、薄い豚バラ肉を入れるのが好き!カリカリに焼けた豚バラ肉が美味しい!
だけど、ドイツのお店には「薄切り肉」というものは存在しません。
肉屋さんで薄切りにしてください、と注文するか、スライサーを買ってきて半冷凍にした豚肉の塊をスライスすればいいのですが、ズボラな私はスライサーの掃除が面倒なのでこれもしません。
その昔は自分でスライサーで肉を薄くスライスしていたんだけど、生肉でしょ、スライサーの掃除をすぐに丁寧にしないと!と思うとストレスで…
それでもお好み焼きに薄い豚肉を入れて、カリカリにしたい!
だったら薄いベーコンを入れればいいじゃん!
- 小麦粉(ドイツの小麦粉は中力粉なので、Speisestärke=片栗粉みたいなやつを追加します)
- 卵
- 水
- キャベツ(SpitzenkohlかUrkohlと呼ばれる柔らかいもの)
- ベーコン
- (小口切りのネギも入れたい)
広島出身の私にはお好み焼きのキャベツは千切りよ。
生地の上にキャベツ、その上にベーコン。ああ、ベーコンが豚バラ肉に見える!(塩漬けしているか、していないかの違いか)
ソースはもちろん、あのお好み焼きソース。(お好み焼きといえばこのソース以外ありえない、な元・広島県人)
賞味期限が1年前なのは見ないこと!(良い子は見習わないでね)
インゲンとベーコンの炒め物
ベーコンといえば、私は「インゲンのベーコン巻き」というものが好きです。
が、もちろん、薄いベーコンが手に入らなかった時代には作ることが出来ませんでした。
ある日、冷凍食品コーナーにインゲンのベーコン巻きがあるのを見て、「おお、ドイツにもついにインゲンのベーコン巻きが!」と喜んで買ったけれど、結構なお値段がしたのです。
ベーコンがあるのだから自分で作ればいいのか、でも面倒だなあ…
で、ふと思いついた!
インゲンとベーコンを一緒に炒めたら同じようなものじゃね?
それ以来、冷凍インゲンがある時に作っているのが「インゲンとベーコンの炒め物」
冷凍の野菜はそのまま加熱できるものが多いので便利!(冷凍インゲンはそのまま炒めることができる)
野菜不足解消のために冷凍野菜はいつもストックしてあります。(野菜の種類はその時で違う)
そのインゲンをフライパンで炒めて…
インゲンを炒めている途中で薄いベーコンを2cmくらいの幅に切ったものを追加して炒める。これだけ。
「何もベーコンで巻かなくてもいいよね〜」と、でもこんなズボラな料理は人には差し上げられない、と思っていたら、ドイツでは
「ベーコン(あの厚みのあるベーコンの角切り)とインゲンの炒め物」は普通にある料理だった!
さすがドイツ人!
「手抜きかな?」と思う程度の料理がドイツ人には「普通に料理したもの」よ。
立派なステーキハウスの付け合わせにもあった「ベーコン(Schinken)とインゲンの炒めもの」よ。
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コメント
おはようございます。
ベーコンをお好み焼きに使うのは、考えたことがありませんでした。
とても美味しそうですね。
これまでは豚肉を半解凍したものを手で薄く切って使っていました。(決して薄くない💦)
早速、次にお好み焼きを作る時は試してみたいです。
ドイツでお好み焼き屋さんを開いたら儲かるのでは?という雑談を職場の日本人としたことがあります。ネックになるのはソースの値段かなと。ドイツには代替品を見つけられないですよね。私もこればかりはずっと日本食品店で購入しています。
私も子供の頃広島で4年ほど暮らしたこともあり、広島が大好きなのですが、親は広島出身でなかったのと、甘い調味料が好みでない人で、なので、その頃の習慣でブルドックソースを使ってます。
今年、広島では電光石火というお店でお好み焼きを食べました。
独人夫が大喜びしてました。(やっぱりドイツでお好み焼き屋さんは儲かる?デュッセルドルフにもうありますけど。)
楽しい週末を~。
今日はエッセンでコンセルトヘボウのコンサートに行きますー。楽しみです。
エッセンのコンサートホールは、年に何度か一流オケがやってきて、チケットが比較的安いです。https://www.theater-essen.de/
Momoさん、
ベーコン、見た目が普通の豚バラ肉なので、視覚的に美味しく感じてしまいます😀
肉の味がしっかりあった方がいい時はひき肉を使っています(これもズボラだ)あまりほぐしすぎないで塊がある程度残った状態でお好み焼きにイン!
半解凍したものを切るって大変ですよね。豚こまが欲しい時は包丁でなんとかやっていますが。
お好み焼きドイツ人にも受けそうですよね。夫も好きですが、どう考えても「お好み焼きソースの味が好きだから」喜んで食べている気がします。デュッセルドルフのお好み焼き屋さんには一度行きました。(豚バラ肉のトッピングで食べました)ドイツ人も結構いましたね。たこ焼き屋さんはまだなので近いうちに行ってみたいです。
マルヤスで「とんかつソース」が人気のようで、「ブルドックソースをください!」と言っているドイツ人をみたことがあります。あのトロッとしたソースは美味しいですよね。
Momoさん、4年ほど広島で暮らしていたことがあるのですね!どの辺なのかな?
離れてみてわかる、ドイツに来てから瀬戸内海が恋しくてたまりません。ライン川ですら、瀬戸内海の代わりに見て喜んでいる有様…(島がない😭)
コンサート、いいですね。コンセルトヘボウ、楽しんでください!
Momoさんも良い週末を!
広島で暮らしたのは、私が6歳から10歳ぐらいで、広島市内の観音町と安佐南区のどこかに住んでいました。私の記憶はそれしかなくて、両親が他界しているので、それ以上は判らなくなっているのが残念です。
今年は50年以上経って初めて広島に行き、4泊しました。
広島は道路も広いし、人々も穏やかで、やはり大好きな街だなぁとつくづく。
私はドイツで定年したら、日本へ帰りたいと思っていて、実家ももうないことだし、広島に住むのも良いかなと思うほどです。ドイツ人夫も広島がとても気に入ったようです。
今日はコンセルトヘボウ、次期常任指揮者の若手の精鋭が振ってくれるので、楽しみにしています。演目も明るい曲なので、また長い秋冬がくるなぁと憂鬱な気持ちになっているのを少しでも吹き飛ばしてくれたらと期待しています。
Momoさん、
広島市内にお住まいだったのですね!
私も「老後は日本に住みたいなあ〜その時は瀬戸内の海岸に住みたい」などと思っています。まあ、実現しそうにありませんが。
ドイツに来てから一時帰国に広島に行っても日帰り(名古屋から)なのでちょっと悲しいです。次回は広島のどこかに泊まりたいです〜
温暖な気候がとても気に入っているのですが、最近はそうでもないのかな?
コンサート、楽しまれたことと思います。これからの暗い季節、お互い元気に乗り切りましょう!