ドイツ人はパンが大好きです。
朝食と夕食はパン。少なくとも夕食はパン。
あの日本人には悪名高い「カルテスエッセン」(冷たい食事)はパンにチーズやハムなどをのせて食べる食事。だから火を使わなくて良い。料理をしなくてよい。なんて合理的なのでしょう!
そのパンにのせて食べるもの(パンに挟んで食べる、という食べ方は食卓ではしない)にも色々ありますが、今回は私がドイツに来たばかりの頃にドイツ人の食卓で見て、
「え??これをこうやって食べるの?」と
不思議だと思ったものを紹介します。
Mett(メット)
これはつい先日紹介しました。
生の豚のひき肉です。
ここNRW州でもよく食べられています。
最初は「生の豚肉を食べるの?」とびっくりしましたが、食べてみると美味しい。
食中毒になるリスクはゼロではないから、食べる時は体調に気をつけてね!
Schmalz(シュマルツ)
Schmalzとは豚やガチョウの脂です。
特に豚の脂(ラード)。これをライ麦の入ったパン(Mischbrot)に塗って食べます。
豚の脂シュマルツを塗った上に調味料の粉末パプリカをかける。
こちらのシュマルツはGriebenschmalz。
真っ白ではなくて、いわゆる「揚げたベーコン」も入っているシュマルツ。(それにピクルスがのっている)
ガチョウの脂はクリスマスディナーになる「ガチョウのロースト」を作る過程でも出るので、その脂からガチョウのシュマルツを作ってパンに塗って食べる人もいます。
私はガチョウの脂は炒めるのに使うけど。
炒飯を作る時にに使うと美味しいですよ。
動物性脂肪ってコレステロールの値を上げるっていいますよね?
こんなに豚の脂をコッテリと塗って食べて大丈夫なの?と心配してしまう食事なんですが、実は「思っているほど悪い食事ではない」のだそう。
だけど、いくら塩やスパイスを使っても、美味しそうに見えないのだけどなあ。
一説ではドイツ人は脂の味を味わうけれど、日本人は脂の味は感じないらしいし。
健康面でも味覚の面でもやはり長年の歴史からドイツ人と日本人は違うのかな。
いずれにしても、カロリーは高そうな食事だなあ。
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