義祖母がよく作っていた料理です。
今から約35年前、私がこれを初めてテーブルに出されたのを見た時は
「え?このまま茹でたの?」とびっくりしてしまいました。
それは「丸ごとカリフラワーのバターパン粉かけ」
カリフラワーのバターパン粉かけ
それはこれです。

ドイツの食事って、大皿(鍋ごととかフライパンごとでもOK)でテーブルにのり、各自が好きなだけ取り皿に取って食べるスタイルですが、それでも
カリフラワー丸ごと!これが食卓に出てきたんです。

丸ごとを茹でただけで食卓にのるのか〜
と、びっくり!
いやいや、日本でもブロッコリー丸ごとを食卓に出す料理がでましたよね?料理愛好家・平野レミさんが発表した時、日本では騒然としたそうですが、ドイツ人がそれを見ていたら「別に珍しくないけど?」と言ったかもしれません。
今回紹介するのはブロッコリーではなくてカリフラワーだけど、この「丸ごと茹でて出す」というドイツおばあさんの味「カリフラワーのバターパン粉かけ」はドイツの伝統的な家庭料理の1つなのです。
「カリフラワーのバターパン粉かけ」作り方
作り方は簡単。(ドイツ料理だもん!基本的には簡単)

丸ごとのカリフラワー、緑の葉っぱの部分を取り除き、よく洗います。真ん中の軸の部分に少し切り込みを入れます。(十字に)

塩少々を入れたお湯に丸ごとのカリフラワーを入れます。お湯はカリフラワーが浸かるくらい、が基本ですが、少なめでも大丈夫(保温性があって蓋がしっかり閉まる鍋で作っています)。
約20分ほど茹でます。(柔らかくなったかどうか、フォークを刺してみます。今回は15分もかからずに柔らかくなりました)

バターパン粉を作ります。フライパンにバターを溶かして、パン粉を入れ、好みで塩や他の調味料を入れて炒めます。

茹で上がったカリフラワー。丸ごとを皿にのせて、上にバターパン粉をかけて出来上がり!
ジャガイモやステーキと一緒に

このカリフラワー料理はつけ合わせ料理です。よく組み合わせられるのは
- メイン=ステーキ(シュニッツェル)
- つけ合わせ1=茹でたじゃがいも(皮ごと茹でると美味しい)
- つけ合わせ2=丸ごとのカリフラワー

テーブルで各自で取り分けます。お皿の上のパン粉が散らかっている…

一人分、取り分けたお皿。
今回はステーキ用の七面鳥の肉を切って、マッシュルームと一緒に炒めたものをメインにしました。
カリフラワーを丸ごと茹でると、カットして茹でるより茹で時間が長くなるけれど、調理時にカットする手間が省けて楽です!
食卓で各自が取り分ける時はカリフラワーが柔らかいから切り分けるのは簡単だし。

大皿から自分の皿には各自が自分で取るのよ〜!
誰?お母さんに取ってもらおうとしているのは?
それにしても、ドイツ料理ってカラフルさには欠けるわね。

にほんブログ村
応援クリックをありがとうございます!
コメント