ドイツ人が一番好きな飲み物はコーヒーだと疑わないshirousagiです。おかげで私もコーヒー党になってしまいました。

イギリスに住んでいたら紅茶党になっていたのだろうか?
大学生の時ですら苦手だったコーヒー。それが今やコーヒーのない人生なんて…な私になってしまった理由はこちらで書きました。ほんと、ドイツ人ってコーヒーが唯一の飲み物だと思っているから(な、わけないけど)
そのコーヒーなんですが、私はドイツに来てコーヒーを欠かさないようになってから、欲しい!と思っていたものがあったのです。
それはコーヒーサイフォン。
サイフォンとの出会い
すでに書いたように私はドイツに来るまでコーヒーが苦手だったのです。唯一飲んでいたのは「ファミレスの無料アイス珈琲」だけ。ええ、ガムシロップを大量に入れて飲んでいました。
そんな私ですが、母はコーヒーが大好きでした。
なのですが、父が紅茶党だったので、母も父に付き合ってコーヒーは飲んでいなかったのです。(母が紅茶を飲んでいるところも見たことがないけれど)
ある日、母の友人が喫茶店(今ならカフェと言いたいところか?昭和の時代)を開いたのです。その喫茶店でコーヒーを淹れるのにサイフォンを大量注文。
そのサイフォンのうち、1つが我が家にやってきたのです。
母がそのサイフォンでコーヒーを淹れるようになりました。それを見ているとまるで理科の実験のよう!

アルコールランプに火をつけてフラスコに入った水が沸騰すると上にあるロート(コーヒーが入っている)と呼ばれる部分にお湯が上がり、火を消すとコーヒー液がフラスコに落ちてくる。
化学の実験みたいですよね〜
このサイフォンでコーヒーを淹れるところを見るのが好きで、母にコーヒーを淹れて!とねだっていました。飲まなかったけど。
ドイツでコーヒーが好まれているのを知って
ドイツ人がコーヒー好きだというのはドイツに住むようになってから知りました。
午前中や昼間に友人や知人宅に行くと出てくる飲み物は必ずと言っていいほどコーヒー。夕方だったらハーブティー。
多くの家にはコーヒーメーカーがあって(普通のコーヒーメーカー。今のようにカプセルとかパッドだと言ったコーヒーはなかった)私もフィルターで淹れたコーヒー、ドリップコーヒーをよく飲むようになったのです。
いつだったか、日本に本帰国する人からコーヒーメーカーをもらって、私もいつの間にか毎日コーヒーを飲むようになりました。
そうなると思い出したのがサイフォン!

サイフォンで淹れたコーヒーを飲みたい!
それでせっせと探したのです。ドイツのお店でサイフォンを。
なのに、ない!ない!

サイフォンってヨーロッパ生まれなんじゃないの?
そうですよね、調べてもサイフォンは19世紀のヨーロッパで生まれたもの、と書かれてある。

ドリップ式のコーヒーはフランス生まれだし、紙製のフィルターは1908年にドイツ人が発明したものだそうだけど。
(だからドリップ式ばかり飲まれるのかな?いや手間のかかることはしないのがドイツ人か)
とにかくサイフォンが見つからない。ドイツ人にサイフォンの話をすると「知らないなあ〜」
都会の大きな専門店に行けばドイツでもサイフォンが手に入ったのかもしれません。
そのうち私はドイツでサイフォンを見つけることを諦めてしまいました。
今はかのドイツのAmazonとやらを覗くと、少ないけれど、いくつかサイフォンがあります。
なんだけど…
HARIO Kaffeezubereiter, Glas, 5 Tassen, schwarz, こちらは日本のハリオの製品。(HARIO(ハリオ) テクニカ 5杯用 コーヒーサイフォン 日本のアマゾンのこれと同じ製品かな?)
Siphon Kaffeemaschine Japanischen Stil Vakuum Glas Siphon Topf Percolators 1-3 Tassen Siphon Kaffeemaschine (Siphon) そしてこちら。なんと説明に「サイフォンコーヒーメーカー・日本式」とある。いや、サイフォンはヨーロッパ生まれでしょ?(この製品のメーカーがどこの国なのかは不明)
なんでも「日本式」とつければいいものではないだろ〜!
今はキッチンに置くモノを増やしたくないのでサイフォンも欲しいと思わなくなったけれど。手入れも大変だし。
でも、たまにサイフォンで淹れたコーヒーを飲みたい、淹れる様子を見たい、と思うことはありますよ。

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