ドイツの鉄道の駅にはその駅に到着する列車の時刻表(白)とその駅を出発する列車の時刻表(黄)のポスターが貼られています。
これ。Abfahrt=出発。その隣の白いのがAnkunft=到着。
私がドイツに来る前から駅には黄色と白い時刻表が貼られていました。もしかしたらドイツ鉄道が存在し始めた頃からあるのかも。
この駅に貼られている大きな紙の時刻表。ドイツ鉄道はこれを廃止すると発表したのです。が…
駅に貼られている時刻表
駅のホームにも貼ってある時刻表。
書いてあるのは
左側に時刻(黄色なので出発時刻)、隣が列車の番号、その横にその列車がこれから止まる駅と時刻、そしてこの駅でこの列車が止まるホームの番号。(書いてある内容がよくわかる写真がないのでごめんなさい!)
毎回列車の時刻改正のたびに新しい時刻表ポスターを印刷して貼るのは経費もかかる。だから廃止しようとドイツ鉄道が発表したのです。
時刻表廃止の理由
環境のために紙媒体のものをできるだけ廃止しましょう、と言われているので、この時刻表も廃止することを考えたのか?
しかも駅にはデジタル表示で現在の列車の運行状況(列車の到着・出発時間)の掲示板があります。ドイツ鉄道のアプリにも列車の運行状況が出ます。
しかも!!(ここ大事)ドイツ鉄道は時刻表通りには走りません!
時刻表通りに列車が走っていないのに、一体誰がこの紙の時刻表を利用するのよ??
「廃止」を発表して2日後には「廃止を撤回」
とまあ、利用価値がないこの紙の時刻表を、とりあえず今年12月15日から「到着の時刻表(白)は廃止」にしようとしたら、反対の声が上がりました。
廃止を発表した2日後には「廃止はやっぱりやめた」を発表。
紙の時刻表を廃止しない、継続する理由は
- シニア世代でデジタルに弱い、貧困でスマホを所持できない人が困らないように
だけど、貧困な人でもスマホを持っているこの時代よ。デジタルに弱くても、紙に書かれた時刻表がアテにならないのだが?
おまけに赤字経営のドイツ鉄道よ、せめて印刷代だけでも節約したいよね。
とはいえ、デジタルの列車時刻掲示版、頻繁に不調なんだが??(正しい情報が出ていないことも少なくない)
やっぱり紙の時刻表は必要かな。
時刻表がなくなると「時刻表通りに走らない」とは言えなくなるのに〜
なんてね。
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