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とある自称「料理が得意」なドイツの専業主婦のお母さんが作っていた料理

ドイツってこんな国!?
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先日、X(旧・Twitter)で話題になっていたポストです。

「夫は自分と対等以上の割合で料理をする」(%)

22〜54歳の既婚女性の回答によると、アメリカでは33.8%の人が「夫は私と同じかそれ以上の割合で料理をする」と回答しているのに対し、日本ではたったの4.1%。

このデータをきっかけにあらゆる在外邦人や海外の食事情を知っている人がコメントやリポスト(リツイート)していました。

このデータは「夫が私と同じかそれ以上料理するか」であって、「料理とは何か?」ではないのですが、ここはやはり、料理そのものが単純であれば誰だってやる気になるけれど、複雑だと料理が大好きでない限りやる気になれないのも事実だと思います。

そういう点で、日本の家庭料理は本当に多種多様で作るのは大変です。それなのに文句を言う人も多い(らしい)。こんなに頑張って作らなくても…と思ってしまうのですよ。

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とあるドイツの「料理が得意」なお母さんが作っていたもの

私がドイツに来たばかりで学生をしていた頃にお世話になっていたドイツ人家庭。

その家庭には幼稚園児が1人、小学生が2人の3人の子供がいて、お父さんはとある大企業でバリバリ働いていたので帰宅が遅い方でした。

そのためお母さんは、子供もまだ小さかったので、その当時(40年くらい前)の日本と同じく専業主婦。

このお母さん、料理が得意だと言っていたのです。

なんでも、実家は貧乏で親が忙しく働いていたから子供の時から食事を作っていたので料理は得意になった、と。

確かに、ドイツ人女性としては彼女が料理して出されたものは美味しかったです。なんだけど、彼女がよく作っていたものはこれ。

冷凍食品の魚料理

Schlemmerfilet(シュレンマーフィレー)と呼ばれる、タラの切り身に衣がのせてあるもの。

冷凍食品です。いくら魚が手に入りにくいとはいえ、冷凍食品の魚料理を「手抜きではない」と言いつつテーブルにのせるとは…

私はこれが結構好きだったので、喜んで食べていましたが、冷凍食品で、ただオーブンに入れて焼くだけだから、と言ってくれてもよかったのに。

缶詰のラビオリ

缶詰にソースごと入ったラビオリ。

この缶詰の中身を鍋に移して温めるだけ。他にも缶詰のレンズ豆のスープやグリーンピースのスープもありました。

ランチがこれだけ、と言う日もよくありました。

茹でただけのスパゲティーにケチャップ

いつだったか、SNSか何かで「パスタにケチャップをかけるだけなんて、それが料理とは信じられない」と言ったようなことを見た記憶があるのですが、実は私がお世話になったそのお母さんは頻繁に

茹でたスパゲティーとケチャップ

と言う「料理」(なのか?)を食卓に出していました。

テーブルには鍋ごと(これはドイツでは普通)茹で上がったスパゲティーが置かれ、各自が皿にそのスパゲティーを取り、その上にケチャップをダイレクトにかける。これだけ。

特に子供の友達が来ていて、一緒に夕食となった時はこれ。パスタが好きな子供は多いから子供もそれで満足していたみたいだけど。

冷凍のフライドポテト

Screenshot

冷凍庫に常備してあったフライドポテト。もちろん既製品です。

これをオーブンの天板に並べてオーブンで焼くだけ。

これも子供の好きな夕食の1つでした。子供にとっては嬉しい夕食だったかも。

パンケーキだけ

ドイツ伝統のパンケーキはクレープのように薄く焼くタイプです。ベーキングパウダーは入れません。

このパンケーキにジャムかシナモンシュガーを塗って食べる、それがその家庭でのランチ。(結構頻繁に出た)つまりパンケーキとジャム、それだけ。朝食ではありません。

この「料理が好き」なドイツ人女性の元に半年住んで、ドイツでの家事というものはこれでいいのだ!と思った私は、その後主婦業をすることになってから、冷凍の魚料理や缶詰のラビオリには結構お世話になっています(笑)

家庭にドイツ人がいて色々辛いことも多いけれど、何が楽かと言えばこんな食事でも「手抜きだ!」と文句を言われないこと。(言うドイツ人もいると思うけど)

料理が得意なこのお母さんの名誉のために言っておくと、確かに料理は上手でした。

一度に何品も作らなかったけれど、サクッとミートソースを作ってくれたり、美味しいサラダドレッシングを作ってくれたり。

私はその家庭でお世話になっていた時、毎日の3度の食事も一緒にしていたのですが、不満はほとんどなかったです。

shirousagi
shirousagi

夕食にパン(あのカルテスエッセンと呼ばれる冷たい食事)が続くとちょっと嫌になったけどね…

このインスタントな食事、お母さんと子供(と私)だけだったからだろう、と思われるかもですが、実はお父さん(ご主人)がいる時もそんな感じの食事であることもありました。

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