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ドイツ生活あれこれ①〜学費のこと(読者の質問に答えます)

ドイツってこんな国!?
この記事は約3分で読めます。

先日、ある読者さんがベルリン生活を描いた本を読まれたとかで、「ドイツってこうなの?」と質問をいただきました。(質問してくださったKさん、ありがとうございます!)

Kさんが読んだ本はこちら。

小川糸・著「針と糸」

私はこの本を読んでいないのですが、ご質問に私の経験で回答します。

質問は(他にもドイツ生活の色々が書かれていたそうですが)

「本にはこう書いてあったけれど、ドイツは本当にそうなのですか?」
  • ドイツでは大学まで無償で教育が受けられる
  • 国民全員が健康保険に入る義務があり、医療にお金がかからない
  • アパートの中にはホーフといって、中庭があり、皆がくつろげる
  • 日曜日はすべてのお店が休みになる

では、本日はこの中の1つ目、学費についてお答えしますね。

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ドイツは大学まで無償で教育が受けられる

これには本当に助かっています。特に大学の学費が日本のそれのようにかかるとしたら、我が家はやっていけない!

以下は私(我が家)の経験です。日本人としてドイツに留学した場合は多少異なる場合があります。

高校卒業までは原則無料

ドイツの高校卒業まで(ギムナジウム卒業まで)は多くの子供は公立の学校に通うので授業料は義務教育以降でも無料です。

我が家の子供は最初シュタイナー学校に通っていました。シュタイナー学校はカリキュラムがドイツの教育カリキュラムに従っていないところもあるので、国や州からの援助が100%はおりません。

そこで授業料が発生するのですが、授業料の金額が親の収入によって決まっていたので、シングルマザーの収入が少ない家庭の子供もいました。

学費がかからない、という点は良いのですが、ちょっと不便だな、と思ったのは教科書は無償でもらえない、という点。(日本は義務教育期間に使用する教科書は無償)

教科書は買わずに借ります。学校から借ります。なので教科書に書き込みができないのが不便だな、と思いましたが、最近「教科書にアンダーラインを引いても役に立たない」という説を聞いて、そんなものか。教科書を借りるのもありか、と思ってしまいました。

が、やはり書き込めないのは不便…

本屋さんで指定の教材を買ってこい、ということもあります。

私の子供が普通の公立の小学校に通っていないので、小学校のテキスト問題はよくわからないのですが。(シュタイナー学校は低学年では教科書を使わない)

大学も学費は無料

大学はほとんどが公立ですが、一部に私立の大学もあります。が、ドイツで大学といえば公立の大学です。

我が家の息子の場合、ここNRW州の大学に通っていますが、1ゼメスター(半年)で今回は305ユーロ(約5万円)払いました。この金額は大学によって多少違うようですが、大差はありません。

このうち、183.64ユーロ(約3万円)は「ドイチュラントチケット」代です。学生だと学生証を見せれば州内の公共交通乗り放題。(公共交通を利用しない人でも払う)

残りの約2万円が大学の登録料や学生互助会の費用などになります。授業料自体は無料です。

バスや列車は乗り放題なので、息子は毎週のように実家に帰ってきます。

shirousagi
shirousagi

交通費がかからないからね…
洗濯物やら実家に持って帰って、週明けには洗濯したものとか必要なものを持って大学に戻っているわ

大学のある街のアパートは家賃が高いところが多いので、息子は洗濯機がない、キッチンが狭い、ルームシェアという少々不便でもできるだけ安くて大学に近いところに住んでいます。

学費は無料だけど、大学では遊んでいると退学になってしまいます。

ドイツの大学は簡単には卒業できないので、学生は皆せっせと勉強しています。学問や研究をするための大学だから、必死にバイトをしなくてはならなかったり(過去の私)、遊んで過ごすのは税金の無駄遣いだと思うのですが…

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