久しぶりにパン屋さんのケーキをいただきました。
今回はスパイスケーキ(Gewürzkuchen・ゲビュルツクーヘン)
スパイスたっぷりのケーキです。クリスマスのケーキです。
クリスマスシーズンはスパイスの季節

Gewürz(ゲビュルツ)はスパイスのことです。なのでゲビュルツクーヘン(ドイツ語)はスパイスケーキ(英語)。(ドイツ語って響きが本当に厨二病みたいね)
クリスマスのシーズンによく食べられるケーキで豊かなスパイスの風味が特徴です。
…と説明したところで、クリスマスのお菓子というとスパイスがつきものです。
ドイツのクリスマススイーツに使われているスパイスは
- シナモン
- グローブ
- ナツメグ
- カルダモン
- アニス
が多いです。
クリスマスのスイーツといえばスパイス以外ではナッツやドライフルーツ。

シュトレンやレープクーヘンがまさしくそうよね〜

Gewürzkuchenって何?
というわけでクリスマスのスイーツとくればスパイス。ゲビュルツクーヘンはこんな材料を混ぜて焼いて作られています。
- 小麦粉
- 砂糖(ブラウンシュガーや蜂蜜)
- 卵
- バターまたは油
- 牛乳やバターミルク
- ココアやチョコレート(生地を濃厚にするために加えることが一般的)
- レーズンやナッツ(アクセントとして使用される場合もあります)
- そして…シナモン、クローブ、ナツメグ、カルダモンなどのスパイスです!

主な材料だけ見るとレープクーヘンと差がない気がする
イギリスのスパイスというとジンジャーが入っているけれど?
ところで、スパイスケーキについて調べていると、「ジンジャーブレッド」という言葉に当たりました。
イギリス(英語圏)でクリスマスのお菓子というと「レープクーヘン」と言われる代わりに「ジンジャーブレッド」と言われるようなのですよ。
ジンジャーブレッドとはこれ(だとAIは教えてくれた)

ジンジャーとは生姜ですよね。この生姜、その昔のドイツではあまり見かけなかったのです。

生姜も今なら特にこの時期、スーパーの野菜売り場にごろごろとある!
30年前は生姜をさがしても見つからなくて、一時帰国の時にせっせとチューブの「おろししょうが」をもってかえっていたというのに。
どうやら伝統的な食事が生姜に合わない、歴史的に生姜を輸入できなかったという事情で(生姜が広まらず)その昔のドイツでは生姜が手に入らなかったようです。

30年前くらいのドイツの食生活は本当にびっくりするくらい保守的で、
伝統的なドイツの食品以外は取り入れない!という意志が見えていたわ
生姜は体を温めるけれど、他のスパイスにもその効果が
生姜といえば体を温めてくれますよね。
ドイツのクリスマス時期によく使われるスパイス、シナモン、クローブ、ナツメグ、カルダモンなども体を温める働きがあると言われているとか。
スパイスの香りを嗅ぐと「あ〜クリスマスだな〜」と嬉しくなるし、寒い冬は少しでも体を温める、と言われるものが嬉しいですよね。
よし、スパイスたっぷりのグリューワインを飲んで体を温めて、風邪を予防しよう!(ケーキはどこ?)

にほんブログ村
応援クリックをありがとうございます!
コメント