毎年1月が近づくと郵便料金と公共交通の値上げが気になるのですが、郵便料金の方は2022年に値上げして以来、料金据え置きでした。
が…ついに来年2025年1月1日から値上げされることが決定しました。
ドイツポストの悲鳴は2年前から聞こえていたのですよ。
ついに、ついに値上げとサービス低下に踏み切ったそうです。
ドイツ国内郵便(National)新料金と旧料金
3年ぶりに値上げとなったドイツ国内郵便の料金はこちら。
郵便物のサイズ | 重さ | 新料金(2025.1.1~2026.12) | 旧料金(~2024.12.31) | |
はがき | 0.95€ | 0.75€ | ||
定形封筒 (Standardbrief) | L:~23.5cm B:~12.5cm H:~0.5cm | 〜20g | 0.95€ | 0.85€ |
小型封筒 (Kompaktbrief) | L:~23.5cm B:~12.5cm H:~1cm | 〜50g | 1.10€ | 1.00€ |
大型封筒 (Großbrief) | L:~35.3cm B:~25cm H:~2cm | 〜500g | 1.80€ | 1.60€ |
特大封筒(Maxibrief) | L:~35.3cm B:~25cm H:~5cm | 〜1,000g | 2.90€ | 2.75€ |
定型封筒が10セント値上がりしたのがちょっと辛い!(我が家は夫が自営業で封書を出すことが多い)
国際郵便(International)料金〜日本への手紙の郵便料金
今回は国際郵便の料金も値上げされます。(3年前には値上げされなかった)
大型封筒はなんと値下げ!
郵便物のサイズ | 重さ | 新料金(2025.1.1~) | 旧料金 | |
はがき | 1.25€ | 0.95€ | ||
定形封筒 (Standardbrief) | L:~23.5cm B:~12.5cm H:~0.5cm | 〜20g | 1.25€ | 1.10€ |
小型封筒 (Kompaktbrief) | L:~23.5cm B:~12.5cm H:~1cm | 〜50g | 1.80€ | 1.70€ |
大型封筒 (Großbrief) | L:~35.3cm B:~25cm H:~2cm | 〜500g | 3.30€ | 3.70€ |
特大封筒 (Maxibrief) | L:~35.3cm B:~25cm H:~5cm (1kg以上はL+B+H=90cmまで/1辺60cm以下) | 6.50€(~1kg) 17€(1~2kg) | 7€(~1kg) 17€(1~2kg) |
(ドイツポストの新料金表はこちら→ドイツポスト新料金表)
郵便が届くのが遅くなる
ここ数年で郵便物の紛失が増えてしまったドイツポストだけど、他のヨーロッパの国々に比べるとまだまだ立派に機能しています。郵便料金も値上げ後でも他の欧州国に比べると安い方なのだとか。
その昔は郵便物が紛失することがなくて、現金ですら普通郵便で送る人も少なくなかったドイツ。(本当は現金を普通郵便で送ってはいけません)
しかも封書が投函した翌日に受け取り人の元に届く、というのはすごいなあ、と思っていましたが、規則に
郵便物の80%は、投函されたその翌日に配達されなければならないというものがあったのですって。
それが今回、連邦ネットワーク庁によって、郵便物は翌日に届かなくて良いことが許可されました。
これで多くの郵便物は、翌日ではなくて2〜3日後に到着。
急いでいる場合は「書留」(Einschreiben)扱いにしてもらえ、とのこと。

国内郵便の書留扱いには2.35~4.85€の追加料金が発生します(書留の種類による)
現代社会で郵便物は翌日に届く必要性がない
(やっと気がついたか、ドイツよ)
人手不足など深刻な悩みを持っているドイツポスト。
翌日配達を辞めた理由は
- ネットのある現代において、郵便物が翌日に届かなければならないことはあまりない
- 利用者も郵便物が2〜3日後に届けば十分だという意見
- スピードよりも確実に届くことを重視する
なのだとか。
急いで届けたい書類って、よほどのことがない限りメールで送れば良いこの世の中よ。どうしても物品を急いで郵便で送らなければならない時だけ追加料金を払えば良いのよ。
2日続けて同じところに配達することがあれば、まとめて1日で配達する、など効率化も検討しているとか。
少々時間がかかってもいいから(って、国内で1週間もかけないでね)確実に届けてくれれば嬉しいです!
2年前は郵便物の紛失で本当に困ったから。

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