大晦日にパン屋さんから「新年のプレッツェル」と呼ばれる大きなパンをいただきました。
これは普段食べているプレッツェルとはちょっと違って…
Bretzel(プレッツェル)とはこの形
Bretzel(Wikiの日本語表記はプレッツェルになっているのでここでもプレッツェルにします)はドイツ発祥のパン、
この形のパンです。

ドイツのパン屋さんの看板にも使わレルこの形。印象的ですよね。(パン屋さんの看板の写真はもっていないのでWikiから拝借)

普通、プレッツェル🥨というと塩味の効いたパンのことが多いです。
Neujahrsbretzel(新年のプレッツェル)
新年のプレッツェルはこの「プレッツェル」の形をしています。が、大きくて、さらに砂糖やアーモンドが使われたもの、ブリオッシュ生地などのバリエーションがあります。
私がもらったものはパン生地にアイシング(粉砂糖に水分を加えてペースト状にしたもの)とスライスアーモンドがまぶしてあるものでした。

これがいただいた新年のプレッツェル。
大晦日に焼いて新年に家族で分け合って食べます。

大きくて甘くて美味しかったです。元旦のブランチに3人でペロリ!
どうして新年にプレッツェルを食べるのか?
ドイツでもここNRW州では三つ編みのようにしたパン記事をリースのように丸くしたパンを「新年のパン」をして家族や友人と分けて食べるのが風習だと聞いたことがありますが、今回いただいたパンのように「プレッツェル」の形にした(それも三つ編みのようにしてからプレッツェルの形にしてある)パンを食べることもあるようです。
新年のプレッツェルは南ドイツで広まっている風習らしいですが。(ドイツに30年以上住んでいて、このパンをもらったのは初めて!←ここは北西ドイツだから)
新年にこれを食べるのは、このプレッツェルが
「絆を強め、幸運を呼び込む象徴」
だからだそうですよ。新年の始まりには幸福を願いたい。
プレッツェルの結び目は「結びつき」や「永遠」を象徴するとされ、新しい年に良い運をもたらすと信じられています。特に新年の初めに食べることで、一年の繁栄や健康を祈ります。
なのですって。

美味しいパンを食べて、今年1年、幸運に恵まれるといいなあ
Bretzelの形に秘められた意味
Bretzel(プレッツェル)の形ってかっこいいですよね〜
私がドイツに来て、街を歩いていて一番に気に入ったのがプレッツェルの形のパン屋さんの看板でした。
さて、この形、いろいろな意味がある、と言われています。それは
祈りの姿をあらわしている
最も広く知られる説は、プレッツェルの形が「祈りを捧げる姿」を象徴しているというもの。
中世ヨーロッパで、修道士たちが腕を胸の前で交差させて祈る姿を模して作られたと言われています。そのため、プレッツェルは宗教的な意味合いを持つパンとされていました。
三位一体の象徴
プレッツェルの3つの穴が、キリスト教における「父・子・聖霊」の三位一体を表しているという説です。
このため、特に宗教的な行事や祝祭の際にプレッツェルが作られたとも言われています。
幸運や繁栄の象徴
プレッツェルは幸運や繁栄を呼び込むシンボルとも考えられている。

このプレッツェル、元々は断食の時(カーニバル後からイースター前まで)に食べるパンとして広まったとも言われているのだそう。卵や牛乳を使わないので断食の季節にはぴったりだからかな。(断食といっても絶食ではなくて、肉類は食べない。今のヴィーガン食ならOK!?)

1月というと一日中暗い日が多くて、初日の出なんてお目にかかれない!のですが、今年は元旦の朝は晴れていて雲が少なく、青空と太陽の姿を見ることができました。
お昼にはすっかり雲一面の空になってしまいましたが、朝に太陽の姿が見れてなんだか嬉しい!

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