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80歳の友人の教え〜人生はこうなんだ

シニア
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私は父を早く亡くし、母も60代で倒れ施設に入居していたので両親の介護を経験していません。

祖父母も短命だったので介護とは無縁の生活を送ってきました。(おまけに外国に住んでいるし)

人間、年をとるとどうなるかを実際に見たのは80代の友人に頻繁に会うようになってから。その友人Hさんが一人暮らしになり、足が不自由になったために時々お手伝いを兼ねて訪問するようになってからです。

そのHさんと話をしたりお手伝いをしていて、人生について考えさせられたり、人間が年をとるとこうなるのかと気がついたりしています。

生き延びれば、いつかは私も80歳…

友人Hさんが最近ため息まじりによく語る内容を紹介します。

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将来もずっと同じ生活が続くと思っていた

若い頃は体力もあるし、体も思うように動かせます。

朝、ベッドから出るのも普通で朝食を摂るのも普通で、歯磨きや洗顔だってシャワーを浴びることだって普通に出来て当たりまえ。

車の運転も出来るし、バスを利用したり列車に乗るのが出来るのも当たり前。

そんな「当たり前」はずっと、人生が終わるまで「当たり前」に出来ることだと無意識に思っています。

年をとって、体が思うように動かなくなる日が来るとは思っていなかった!

人生、思うようにはいかない

有名人にはなれなくて良いけれど、人生はごく普通に平凡にすすみ、ごく普通に終えるものだと思っています。

まさか、自分がこんなトラブルを抱えるようになるとは!

まさか、自分の家族がこんな病気になるとは!

そんなものなんです、人生って。

Hさんの話を聞いていると「うんうん!」と頷けます。

私も人生は平穏に続くものだとなんとなく思っていました。そんな中、滅多に発生しないトラブルにあったり、大抵の人が抱えることはない悩みを抱えたり。

体力も若い頃の自分がそのまま維持されるものだと思っていました。30代、40代で一度も医者の世話にならずにすんだ自分はその後も病気になるとは思いませんでした。

50代で入院した時は「え?手術?うそ〜!」と思ったほど。

穏やかに人生を送ることが出来ればよいのでしょうが、そうはいかないのが人生かな。

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