先日、私が住んでいるNRW州のドイツ人、特にここデュッセルドルフあたりのドイツ人は「ちょっとドイツ人らしくないルーズさ」であることを書きました。
30年前に通っていた語学学校の先生もそうおっしゃっていたのですが、それを聞いた時、ここデュッセルドルフに来たばかりの私だったのに、「そうそう!」と首がもげるほど頷いたのです。
それは、ここのドイツ人のルーズさを引越してきた1日目に体験したから。
入居前は信じられないくらい汚い部屋だった
デュッセルドルフに引越すことが決まって、まずは不動産屋さんへ。
夫の職場に近いところの集合住宅の一室がちょうど空く、とのことで早速見学に行きました。
その集合住宅は築100年以上の古い建物(Altbau)。でも元々は貴族の館だったらしく中は割と綺麗です。
ただ、今回空いた部屋は床が汚い、バスルームも汚い!

今でも信じられないけれど、バスルームの床が絨毯だったのよ。
タイルの上に絨毯を置いているのではなくて、Teppichbodenと呼ばれるものだったのよ
Teppichbodenとはフィットカーペットで、床全体を覆うカーペットです。床に貼り付けてあります。
剥がせないのですよ、それも毛足の長いふわふわな絨毯がトイレの便器の周りにも敷き詰めてあったのです。
信じられない!これだとトイレの周りが汚くなっても拭き掃除ができない!
床を張り替えると約束したのに
集合住宅の場所はとても良かったけれど、その部屋の床の汚さには辟易してしまって困惑していたら
「入居前に床は全て張り替えます。バスルームとキッチンはタイル張りに、その他の部屋はフィットカーペットにします」
と不動産屋さんが約束してくれたのですよ。ちゃんと入居前に張り替えると約束してくれたのです。
なのに…
それから2ヶ月以上たって、新居にやってきたら
床が全く張り替えられていない!
うそだろ〜?ちゃんと入居日を教えたよ。正しい日にち、予定到着時間も教えたよ。

怒りにうち震えた私は
翌日すぐに不動産屋さんに行き、文句を言いました。
すぐに床の張り替えを手配してくれたけれど、
こんなのドイツでありえん!と思ったわ
ドイツ鉄道のルーズさを伝えると、「ドイツってもっとちゃんとしているかと思った」とびっくりされるのだけど、30年前からここノルトライン地方は
いい加減なドイツ人が多い
地域だったらしい。その代わり、その当時は外国人にも暖かい人が多かったけれどね。(ドイツの他の州との比較において、です)

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