先日、縁起物についての動画を見ていたら登場したのが信楽焼のたぬき。
この信楽焼のたぬき、かわいいですよね。そして縁起物ですよね。
その昔、私が結婚してすぐの頃に滋賀県出身の人と知り合い、一時帰国の時に信楽を案内してもらったことがあるのです。
その時、あのたぬきの置物を買おうと思ったのに…
「たぬきは嫌だ」と言われて

(上の2枚の写真は30年以上前に撮影したアナログ写真をスキャンしたもので、画質が良くないのをお許しください)
焼き物に興味があるドイツ人を連れていた私に、その友人は信楽焼の陶芸村を案内してくれました。
信楽焼の工房を見た後は売店へ。
たくさんの信楽焼の器とともに、あのたぬきの置物も勢ぞろい!
欲しいな〜かわいいなあ〜と思ったのに…
🇩🇪「何か記念に買おう!でも狸は嫌だ!」
(狸はいや?私は狸が欲しいのに!)
とても不機嫌そうに「狸は絶対に嫌だ」というので、仕方なく、🇩🇪に買いたいものを選ばせて、お猪口を2つ購入。

なぜ狸にあれほど不機嫌になるのよ?
よし、今度チャンスがあったら一人で来て買ってやる!
案内してくれた友人に迷惑をかけたくなかったから、🇩🇪との言い争いはせず、お猪口だけを買って帰りましたとさ。
キッチュかと思った
ドイツに戻ったある日、信楽焼のお猪口で頂き物の日本酒を飲んでいたある日、言ってやりました!
「あの信楽焼のたぬきって、縁起物なのよ」
🇩🇪「え?そうなの?ミッキーマウスみたいなキャラクターじゃないの?」

キャラクターだと思ったのか!だから嫌がったのか!
なんだよ、日本の歴史文化をよく知っているフリをしておいて💢
いや、私も「これはね『他抜き』っていってね〜縁起物なの」と説明したらよかった。そしたらたぬきを買う気になったかな?
というか、夫が信楽焼の存在を知っていたから、あのたぬきのことも知っているかと思ったわ。
作り物は嫌い
全てのドイツ人がそうではないし、最近はドイツでも日本のアニメは有名だし、キティーちゃんも人気だし、ドイツ独特のキャラクターもできたし、と作り物の世界も人気なドイツです。
が、30年以上前にはドイツには割と多かったんです。作り物の世界、キャラクターが嫌いな人が。
パリにディズニーランドができた時も、「これはドイツ人には受けないんじゃない?」と言われたほど。(ドイツからパリは近いけど、行く人はそれほどいないのでは?と)
特に我が家の🇩🇪夫は作り物が嫌い。
だからってあの「たぬき」を前にあんなに不機嫌に「嫌だ!」と言わなくても…と思うけど…ね。
その昔、出来立てのパリのディズニーランドに行こう、と誘ったら、やはりとても嫌がられました。
が!
子連れでディズニーランドに行ったら一番はしゃいでいたのは…🇩🇪夫よ。

なんだよ、おかげでは私はほぼ子守状態よ💢
30年以上経っているのに忘れられないぞ…今度信楽に行くチャンスがあったらたぬきを買うぞ!

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