今回の一時帰国の前にちょっと気になっていた食べ物がいくつかあったんです。
それが「ドイツ発祥」と呼ばれる、日本で売られている食品!
シュトレンを始めとして、ドイツ発祥と言われるスイーツのほとんどはドイツでは知られていないか美味しくない。(大抵その両方だったりする)
今回は広島まで出かけたので、子供の頃によく食べた記憶のあるケーキを買ってみました。
それはユーハイムの「ユーハイムクランツ」
フランクフルタークランツだった「ユーハイムクランツ」
ユーハイムは神戸に本店があるけれど、広島にも縁のあるユーハイム。広島に育った私にはとても懐かしいケーキ屋さんです。
今の地方都市のデパートというのは40年前ごろのあの雰囲気はどこにいったのだろう?という寂しさですが、広島のデパートの地下、銘菓売り場に行くとありました、ユーハイムのお店が。

以前の記事に書いた通り、昔はこの白いリング状のケーキは「フランクフルタークランツ」という名前で売られていました。
ところがいつの間には商品名は「ユーハイムクランツ」へ。
え?私の記憶違いだった?と思って調べると、2022年のユーハイム100周年を機にクランツの商品名を変更したのですって。
お店のロゴも一新。赤、白、黒の「ユーハイムチェック」と呼ばれるカラーも入っています。
どうして白いのかと思ったら

元々ドイツのケーキ職人だったユーハイムさんが日本でケーキを作るにあたり、フランクフルタークランツを作ろうと材料を調べたら、日本のバターが良いのに驚いて、この日本のバターの良さを引き立てるためにケーキにはアーモンドシュガーをまぶすだけにしたのだとか。
へえ、なるほど。だから「フランクフルタークランツ」は王冠のように金色をしてルビーの代わりに赤いチェリーが載せてあるのに、このユーハイムのは真っ白なのか。
今はどうかわからないけれど、30年前にドイツに旅行に来た日本人が「ドイツのバターは美味しい」と言っていたから「日本のバターの方が美味しいって?」と思ったけれど、私が35年くらい前に食べた東独のバターは不味かった!
…というわけでいただきました。懐かしの味「ユーハイムクランツ」。
お味の方は?ですか?
スイーツですもの、まずいわけがない。美味しくいただきました。
あえていえば、日本一時帰国中は同じような味の集中攻撃にあってしまう(甘いものが多い)ので、ドイツまで持って帰りたかったなあ。(日持ちしませんってば!)

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