ドイツ人限定ではなくて、多くの欧米人と言いたいところですが。
先日、この記事が目に入りました。
このタイトルで「外国人観光客の正直な本音」とあるけれど、どこまで日本人は性善説を信じているんだ？と思ってしまうのが私の「正直な本音」です。
ドイツ人の食の好み
ドイツ人と言ったって、人によって食の好みは随分と違うから「でも私のドイツ人夫はこれこれは好きだよ」とか「あの外国人はおでんを喜んで食べている」という意見をお持ちの方も多いと思います。
あくまで、一般論ね〜。それに最近日本に来ている外国人というのは「平均以下のレベル」の人が多いから（ドイツにはこの「平均以下レベル」という人がかなり多い←あれ？平均ってなに？）
以下、私の超・個人的偏見の意見を書きます。（と言っても35年ほどドイツ人を見てきた感想）
まず、ドイツ人は味覚が鈍感。（実際に舌の味蕾が日本人より少ないらしい）
なので味が濃いものでないと美味しく感じてもらえません。最近はどうかわからないけれど、お寿司ブームが始まった当初はドイツ人がお寿司を食べるところを見ると「醤油ドバドバ、わさびたっぷり」でした。
そして、「脂肪の味を美味しいと感じるけれど、日本の出汁の味はわからない」
これはこれまでの食文化から、ラード（豚脂）を美味しいと感じるけれど、昆布や鰹節からとった出汁の味は感じることができない、とか。
私はラードがあまり好きではないのですが、日本人には「動物性油脂を使った料理ばかり食べるのは辛い」という方は多いのでは？
出汁の味がわからない、薄味がわからない人が京都の料理の味を美味しいと感じるかと言われると無理っぽく思うわ。
少ししか知識がなくても「私は正しい」と主張する
「謙虚」という言葉はドイツにはありません。全くありません。（ましてやレベル低の人には200%ありません）
で、ラーメンやすき焼きしか知らないドイツ人が「僕は日本食をよく知っている」と主張するのですよ。この感覚、日本人には信じられないくらいです。
日本人が「これが伝統的な京都の料理です」と言ったところで「嘘だ。日本人が嘘をついた。期待を裏切った！」と騒ぐのです。
あのねえ、ラーメンって、伝統的な和食とは言えないんだけど？
バカンス旅行が好きなわりには「他国の文化を受け入れない」人間が多いので、「ドイツでよく食べることができる日本の食事」が日本の本当の食事と疑わず、自分の期待にそぐわないと「日本が悪い」になるのです。
だから食事は自分で好きなもの（ハンバーガー屋さんにでも行ってもらったら？）を食べてもらったらいいと思っているのですよ。
話は逸れるけれど、その昔、ウィーンの伝統的なカフェに行ったら、
アメリカ人らしき観光客はそのカフェの有名な美味しいケーキは頼まず「ハンバーガー」を食べていたわ。
私たちだってヨーロッパ旅行をしていると「おにぎりを食べたい」となりますよね。肉料理を食べてもあまり美味しいと思わなかったり、ドイツのパンの酸味と固さが嫌だったり。
日本人は割と食に関して守備範囲が広いと思いますが、ドイツ人は狭い。そして自分は正しいと思っているのです。
ドイツ人に期待したらダメ！
これまで経験した、ドイツ人が苦手だと言った和食
それはこれ。（私の個人的経験）
- 煮物一般
- おでん
- 海産物でぬるぬるしたもの
- ふわふわ食パン（最近はアメリカの影響でOKかも）
- ふわふわケーキ
好きな味は塩味の強いもの、酸っぱいもの、辛いもの（とにかく味が濃いもの）。
そばやうどんも割とハードルが高いのではないかと思いますが、醤油の味がしっかりついていると（ざるそばなど）塩味なのでOK。
ラーメンが人気なのは豚骨などコクがあってしかも動物性油脂、そして塩分も多いからだと思っています。アニメでも美味しそうに食べているシーンがたくさんあるから憧れるというのもあるし。
最近はヴィーガン食が人気だけど、ドイツのヴィーガン食は味付けにカレー等たくさんスパイスを使ったものが多い感じ
「僕は和食好き！」というドイツ人の食べる様子を見て、「なるほど、醤油が塩味だからか」と思った記憶が！
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