レストランで食後に「ごちそうさま」と言うとマナー違反？

この話題が出てから時間が経過していますが（つまり、話題が古い）…

ラーメン屋で食後にお店に人に「ごちそうさま！」というのを聞いて「この人はマナーがなっていない」と言ったということが話題になっていましたが、

時々、SNSで「レストランなどで食後の会計の後にごちそうさまというのはおかしい」と言った意見を見ます。

まあ、何も言いたくない人は言わなければ良いのですが、「あれはマナー違反だ！」と憤慨する人こそがマナー違反だと思いますが…

レストランのお店を出る時になんと言えばいいの？

今年3月の一時帰国の時に息子に質問されたことです。

彼は日本語は母国語なみに話せるのですが、なにしろ生まれも育ちもドイツなので、日本の習慣などがあまりわかっていなくて、家庭や友人、知人と話す場合ではない時になんと言ってよいのかわからないことが多々あります。

で、日本を旅行していた時に「レストランで食事をして会計を済ませたあと、お店の人に何を言うの？」と。

レジでの支払いに無言というのが落ち着かない

私はレストランで会計を済ませたら「ごちそうさまでした！」と言ってお店を出ます。

でも、多分日本に住んでいたころ（35年前まで）は何も言わずに支払いを済ませてお釣りを受け取ったらそのままお店を出ていたような気がするのですよ。

だけど、ドイツ暮らしが長くなって（だから「ドイツではこう」とマウントを取るつもりはないけれど）スーパーのレジでも支払いの時に店員も客も「Danke!（ありがとう！）」「Danke auch!（私からもありがとう）と言うのに慣れてしまって、レストランやお店を無言で出るのが決まり悪いのです。

レストランでお会計を済ませたら、お店の人が「ありがとうございました！」と言ってくださいますよね。これに返事をしたい！したい！

なので私は「ごちそうさまでした！！」と言います。（「ごちそうさま」でなくても良いけれど、なにかお礼を言いたい）

息子も「ありがとうございました！」と言われて返事をしたい。でもなんと言って返事をして良いかわからなかったというわけ。

「お客様は神様」は誤解されているし、お金を払えば偉いわけでもないし

三波春夫さんが言って有名になったと言われる「お客様は神様です」は誤解を生んだ、と言われますが、あるサイトによると

お客様を神様とみて、神前で祈る時のような気持ちで歌を歌う、これが「お客様は神様です」の真意です。

これが本当の意味だったとか。

お金を払った人が偉くて神様、お金をもらう人は払う人の下僕だ、のような思考って悲しいと思いませんか。

お店だって、お金を払うお客さんの希望をできるだけ叶えたい、と思っているだろうけれど、お店が物を売ってくれないとお金はただの紙切れ（または金属のかけら）。

そして、一言で良いからお店の人ともコミュニケーションを取りたい。

だけど、お医者さんに対してはお金を払うのに、治療してもらうのに頭をペコペコ下げる人がいるような気がするのは気のせい？（無茶な文句を言う人も多いみたいだけど）

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