先日、Xでとある在独邦人の方がつぶやいていたけれど、ドイツで退職になった人って、引き継ぎをキチンとしようとか同僚や上司に迷惑がかからないようにしようとか、そういった「立つ鳥、跡を濁さず」という考えは全くないです。
ドイツの一部の地域限定とかではなく、(そりゃ、人によるけれど)まあ、雇われている人の多くはそのような気がします。
立つ鳥跡をにご…す!
4月の終わりに、私の勤務先の同僚の1人が解雇されました。
解雇の日付は5月31日です。
解雇といっても解雇通知は実際に解雇になる日より一定の期間前に出さなくてはなりませんが、これが同僚の場合、5週間だったのです。
解雇通知を受け取った同僚、その後5週間は絶対に休むだろう、と思っていましたが(これまで解雇されたor退職した人の様子を見たらわかる)その通りになりました。
通知の翌日は出勤して、鍵などを返却。
その後、元気なのに病気届をゲットして病気休暇。病気休暇が終わった時点で解雇の日までは残った有給休暇消費。
はい、彼女は解雇されるのが決まった時点から5週間、仕事は何もしませんでした!お給料泥棒になりました!
予想通りでございます。これが予想通りというのが怖い!

仕事を引き継ぐ人も大変だけど、雇用主も大変だと思うわ。
病気で休んでも給料は払われるからね(健康保険会社がいくらか負担してくれるけれど、社会保険料などの支払いも雇用主にはある)
今の人手不足の一因は…被雇用者が簡単に病欠(仮病も多い)を取って休んだり、お給料を上げろ!と騒いだり(会社にお金がなければ給料は出ないよね)雇用主が解雇を簡単に出来ないシステムにもあると思うわ。
そのうち、健康保険会社もお金がなくなって、「病欠」(病気休暇、有給)のシステムが無くなるんじゃなかろうか?と真剣に心配している。
本日のおやつ

Apfeltasche(アプフェルタッシェ)。
りんごを砂糖とシナモンと一緒にフライパンに入れて火にかけたもの(煮る?)をパイ生地で包んで焼いたもの。
私が食べたのは行きつけのパン屋さんでもらったものです。(最近、オーブンを使うのが嫌でお菓子作りをしない私よ)
シナモンの香りがぷ〜んとして、甘さ控えめで美味しかった!この甘さ控えめがドイツでは珍しいかも。

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