「慣れ」というものは実に恐ろしいものです。
あれほど甘いものが好きではなかった私でも、ドイツに来てケーキのある生活を送っていたらスイーツ大好きになってしまいました。
大きなケーキが溢れるドイツ暮らしをして

何度かこのブログに書いていますが、わたしは子供の頃はチョコレートが嫌いだったのです。
学生の頃もジャムが嫌い、お菓子を買うならスナック菓子だったのです。
なのに…
ドイツに来て、老若男女問わす「ケーキが大好き」な人々との生活をしているうちに
「ケーキのない人生なんて!チョコレートのない人生なんて!」になってしまいました。
- 朝食にはパンにバターとジャム(これ以外出てこなかったからこれを食べるしかなかった)
- ランチだって時にはパンケーキにシナモンシュガー(これだけ)
- 3時のカフェタイムには大きなケーキ(トルテだと直径26cmが標準)。これを2切れ。
- スーパーに行けばチョコレートが安い
お金がなかった学生時代はチョコレートで飢えを凌いでいたんです。当時は今のようにスナック菓子がバラエティーに溢れていなくて、あまり美味しくなかったので仕方なくチョコレート、チョコレート菓子を食べる毎日。
そりゃ、甘味に強くなってしまうよね。
甘いものはいくらでも食べることができた
慣れは本当に恐ろしい!
というわけで甘いものに慣れてしまって、甘いものだったらいくらでも食べることが出来るようになってしまいました。
15年くらい前に日本で友人とその子供達で「バケツパフェ」に挑戦したことがありますが…

当時はスマホがなくてガラケーで撮影しているので写真の質が悪いのはお見逃しを。
上に乗っているフルーツの大きさでバケツパフェの総量を想像してください。
大人2人、小学生中、高学年の子ども4人で挑んだバケツパフェ。
日本在住の友人家族は途中でピザなど塩味のものを食べないとパフェを食べ続けることができなかったというのに、ドイツ在住で甘いものに慣れてしまった我が家の2人はひたすらパフェだけを食べ続けることが出来てしまったのです!
我ながら恐ろしい!
ドイツにいるとケーキやチョコレートを食べ得る機会が多い、というだけではなく、そのケーキなどのスイーツが
めちゃくちゃ甘い!
のです。甘さ控えめってなかったのです。(今はあまりにもおデブちゃんが増えたドイツなので、甘さ控えめ食品もある)

ドイツのスイーツは
砂糖+油脂
だからカロリーもすごい!
(油脂の入っていない和菓子は苦手だと思うわ)
このバケツパフェ、完食いたしました!!
合計6人中我が家は2人だったのにパフェの半分以上は我が家の2人で消費しました!
甘さ控えめに慣れる!
すっかりドイツ人並みに甘いもの耐性がついてしまい、ケーキやチョコレート三昧な日々を送っていましたが
「砂糖は健康によくない」
という話を耳にして
「そりゃ、そうだよね。これだけ甘いものばかり食べていると今に糖尿病になるんじゃなかろうか?」
と危機感を抱いたある日、まずはコーヒーに入れていた砂糖をカット。そののちココアも砂糖なしにしました。
こうして数年たった今、チョコレートの値段が恐ろしいほど高くなってしまって、庶民のわたしには手に届かなくなったので、チョコレートのない人生を送っていたら…
チョコレートが欲しい、と思わなくなりました!👏
イースターに「金のウサギ」(リンツのウサギ型のチョコ)をもらったので、コーヒーのお供にでも食べよう、と目のつくところにチョコレートが置いてあるのですが、全く食べようという気にならない!
年齢のせいもあって、こってり脂っこいものが欲しくなくなったというのもあると思うけれど、砂糖なしのコーヒーやココアに慣れてしまって、
甘いものよりお煎餅〜!
な自分に戻りつつあります。
「慣れ」はうまく利用すると良い方にも働くのか。
やはり慣れは恐ろしい!

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