パスポートの有効期限まで1年を切ったので、新しいパスポートを申請し、受領しました。
パスポートを切り替えると、必要になるのが「新しいビザのカード」
私はunbefristet(無期限)のAufenthaltstitel(いわゆるビザ)を持っていますが、そのビザのカードにはパスポート番号が入っているので、パスポート番号が変更になればそのカードも更新してもらわなければなりません。
これが今回のパスポート更新の一番のネックです(今回に限らず)。
以前の「外国人局」(Ausländeramt)は平和だったのに、ここのところカオス(原因はおわかりだろう)だというから…
ビザ更新に必要な写真
ビザの更新には
- 証明写真(6ヶ月以内に撮影したバイオメトリック証明写真(Biometrisches Lichtbild))
- 古いパスポートと新しいパスポート
- 滞在許可が得られている証明書(私の場合は現在のビザのカード)
これらが必要です。
というわけで証明写真を撮影してもらうためにdmに行ってきました。
ドイツの身分証明(パスポートやビザなど)に使う写真は、今年2025年5月1日からデジタル形式に変更になりました。
役所内のパスポート用セルフサービス写真撮影機で撮影すると、データが暗号化されて役所の該当部署に送信されるそう。また街のフォトスタジオやドラッグストアのフォトサービスでも写真の2次元コードが発行されて、この2次元コードを役所に提出することになりました。
理由は写真に加工をされないため。

まだ移行期間だから7月31日までは紙の写真でもOK
これが、さすがIT後進国ドイツ。役所のデータのクラウドがうまく機能していないことがあるとか。
dmで証明写真を撮影してもらった
というわけで、証明写真。
わたしは今回初めてdmのサービスを利用することにしました。
利用方法は
- 証明写真サービスを扱っているdmのお店に行く
- 写真のコーナーで(店内のどこでもいい)店員を捕まえて「証明写真(Passbilder)が欲しい」と伝える
- キチンと証明写真の取り方を習った店員(dmのサイトによる)が撮影用の機器を取り出して撮影してくれる
- プリントアウトした写真と2次元コードの入った紙2枚をケースに入れて渡してくれる
- レジに行って支払う(現在5.95ユーロ)
とても簡単に出来ました。

大手ドラッグストアの発行するQRコードなら大丈夫だろう、と思って出かけたdm。(心配性なわたし)
役所でQRコードが取り込めない場合に備えてプリントアウトされた写真も持参します。
dmで写真を撮影するメリット、デメリット
以前、運転免許証の書き換えには街のフォトスタジオを利用しました。今回はdmを利用しました。
この2つを比べると
- フォトスタジオのカメラマンは専門なので、撮影前に鏡で自分をチェックできるスペースがあったし、撮影時にはちょっとアドバイスもしてくれた。
- dmは若いお姉さんがあくまで仕事ペースで撮影。「笑わないでね」くらいの、証明写真の条件に合っているかどうかだけの指示だった。写真を印刷する前にこれで良いかの確認はあります。気に入らなければ撮影しなおしてもらえます。
- 気軽に利用できるのはdmかな。どこの町でもdmの店舗はたくさんあると思う。6ユーロ弱でできるし。
パスポートの写真自体が自分でスマホで自宅で撮影したと言う、実にいい加減な写真なので、ビザ用の写真はドラッグストアのサービスで満足しています。
が、「できるだけ綺麗な写真を撮影して欲しい」という方は腕の良いカメラマンのいるフォトスタジオに行かれた方が良いかもしれません、ね。

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