先日、TV番組で「欧米の店内ではBGMが流れていない」というのを聞いてこの記事を書きました。
確かにTVで解説された通り、欧米は「静寂の文化」なのだろうとは思います。
でも、ドイツでも店内ではBGMって流れているんですよ!
…なのですが、今日、ネット徘徊をしていて見つけた記事には
「Keine Musik bei Lidl und Aldi? Das hat einen einfachen Grund(LidlやALDIには音楽が流れていない?それにはこんな理由が)
ディスカウントストアではBGMを流さないところが増えたのですって。
ドイツのお店でも音楽が流れているわけ
ドイツのお店でも音楽が流れています。
わたしの経験だと音楽が流れているのはデパートや大型スーパーです。
はっきり覚えているのは、倒産してしまった「real,-」(大型スーパー)。お店の謳い文句からニュースから音楽から、ラジオのような感じのものが流れていました。
ところがですね、大型スーパーの「Kaufland」(つぶれてしまったreal,-のあとを引き継いているお店が多い印象)でも音楽が流れていたのに、先週は全く流れていなかったのです。
たまたまそうだったのかもしれません。
この大型スーパーなどが音楽を流している理由は、どうやら
- お客さんができるだけ店内に長居して、ゆっくり買い物をしてもらうため
なのですって。
店内をできるだけ良い雰囲気にして、嫌な匂いとか汚れをなくし、音楽を流してできるだけ居心地の良い場所にする。大型スーパーに来る客は時間にゆとりがある人が多く、品揃えが豊富な店内でいろいろな品、新製品とか普段は買わないようなものとかをゆっくりと見てもらって、売り上げをアップさせる。
これが音楽を流す目的なのだそうです。

いやな匂いとか..って防いでいない気もするが…
ディスカウントスーパーで音楽を流さないわけ
(音楽を流さなくなった、とも言えるかも)
大型スーパーとは違って、ディスカウントスーパーのお客は
- 安く簡単に速く買い物をする
これが目的でやって来るので、店内を居心地の良いものにする必要がないからなのですって。

まあ、わたしもALDIなどのディスカウントを使う時はさっさと買い物を済ませたい時だわね。
ディスカウント店にとって必要なのは「できるだけ安く提供する」なので、BGMを流すとそれだけ経費がかかるから、それをカットして商品の値段に反映させるのだそう。
個人的には音楽はなくていいから、できるだけ安く売ってくれるのはありがたいです。好みでない音楽がかかるくらいなら無音の方がマシかな。

もしかしたら…
大型スーパーのKauflandで最近、音楽が流れていなかったのは、節約のためかもね。(このスーパーは特売品がとても安い)
この物価高で私を含めて庶民は「とにかく安いお店に行く」という感じだから「安く売る方が音楽のある居心地の良さより大事」になっているかも。

ドイツは音楽を流すための著作権の支払いチェックも厳しいから
ところで…
ドイツで大展開中のアジアンスーパー「Go Asia 」に毎月1回だけ行くのですが、店内にBGMがかかっています。
私の行く店舗では昨年はショパンのピアノ曲が流れていて、「なんだか雰囲気に合わないなあ」って思っていたのですが、最近はちょっとアジアンなポップスが流れるようになりました。
ショパンの方が好みなんだけど、ショパンはアジアンスーパーにはなんだか合わないなあ、と思ったのよね。曲はエチュードとかの超絶技巧の曲だったし。
でもショパンの音楽が流れなくなったのもちょっと寂しい。

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