昨日、1週間前に放送された「秘密のケンミンショー」をみていたら北海道の行者にんにくが登場。
行者ニンニクといえばドイツに住んでいる人なら「あ〜あれ、Bärlauch(ベアラオホ)のことかな」とピンと来た方も少ないないはず。
北海道で育つ植物って、ドイツにある植物と同じだったり、似ているものが結構ありそうです。

ドイツで北海道から来たばかりの人に会って
「ドイツはいかがですか?」と尋ねたら「北海道と気候が似ていますね」とおっしゃっていたわ
ベアラオホと行者にんにく
植物って、詳しく分類すると全く同一ではない、ということがよくあるけれど、ここでは大雑把に似た植物は「同じ」だとします。これを書いている私は植物に詳しくはないので。
で、最初にあげた「ベアラオホ」と「行者にんにく」。
どちらも葉っぱなのだけど、ニンニクの香りがして、食べるとニラにも似ています。
森に生えていて、北海道のようにドイツでも春になると森でベアラオホを摘む人も。

ドイツにニラがないからベアラオホを重宝する日本人は結構います
猛毒のバイカルハナウドが北海道で見つかった?
ニュースで見たこの植物、バイカルハナウド(ジャイアントホグウィード)。
この植物、光毒性の物質を含んでいて、樹液が人の肌に触れると皮膚炎を起こします。
バイカル湖あたりが原産の植物で、ドイツなどヨーロッパや日本ではないのですが、繁殖力が強いらしく、ドイツ全土で見られる植物です。

ドイツの新聞で時々注意勧告されているのを見かけるから、ドイツに生えているのを知っている…隣町でも生えていて、集中駆除があったみたい

原産地ではなくても気候が合っていれば育つ。ドイツで増殖している植物で北海道でも見つかった、と聞いて「ありえるな…」と思ってしまいました。
ちなみに、ハナウドの仲間、オオハナウドは毒性はなく、こちらもドイツにもたくさん生えていて、北海道や本州北部にも生えているそう。見た目はとてもよく似ています。(アイキャッチの写真は借りものですが、これはオオハナウド)
見た目が似ている植物が多いので、北海道で見つかったのがバイカルハナウドかは100%確実ではないようですが。
新鮮なホワイトアスパラガス
毒のある植物の話で終わるのは悲しいので、美味しい食べ物の話へ。
今年はもう季節が終わってしまったホワイトアスパラガス!
最近は日本全国でも新鮮なホワイトアスパラガスを食べることができるようですが、私がドイツに渡った頃はホワイトアスパラというのは缶詰とか瓶詰めしかなくて、
「どうしてドイツ人はこんなにホワイトアスパラガスが好きなのだろう?」と不思議でたまらなかったのです。
(私は缶詰のホワイトアスパラは苦手)
最近は流通がよくなって北海道産のホワイトアスパラガスを全国で食べることができるようになっていますよね。
ドイツの気候で育つホワイトアスパラガス。北海道でも育つのは納得。

結局、今年はホワイトアスパラガスを食べることができませんでした(涙)いいもん、来年にかける!

そういえば、じゃがいもも北海道の大地で育つよね
広大な土地もあるし、気候はじゃがいもを育てるのに適しているのだろうなあ。
ドイツのじゃがいも、おいしいよ!

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