貧困な国から豊かな国に移住した人は贅沢の要求だけは多い（仕事はしない）

移民政策が大問題となっていますが、もしまだ関心がない方がいらっしゃったら、もっと関心を持って欲しいと思います。

が、今回は移民、難民問題にも関係がありますが、だからこれを書いているわけではなくて、この記事をアップする10月3日が「ドイツ統一の日（Tag der Deutschen Einheit）」だからです。

私はこのドイツが東西に分かれていた時に西ドイツにやってきて、まだ学生だった時に「ドイツ統一」を経験しました。

この時の東ドイツ人の様子を思い出すと、「同じドイツ人ですらこうなのに、別の民族でうまくいくわけ、ないじゃん！！」と思うのです。

ベルリンの壁が崩れた時

1989年11月9日に、ある人の誤解から東ドイツ人が自由に出国できるようになりました。

それまでは東ドイツの人は共産主義国（ソ連やハンガリーなど）の国に旅行をすることはできても、西ドイツなど西側諸国に出かけることはできなかったのです。

東ドイツのその当時の経済状況はとても悪く、庶民は思想だけではなく、物質的にもとても不自由な暮らしをしていました。もちろん、工業技術力はかなり遅れ、いわゆるハイテクなものは手に入りませんでした。

東ドイツから西ドイツに移住する人が増えた時

ベルリンの壁が崩れ、東ドイツ人が西ドイツに自由に行き来できるようになったその当初は、西ドイツ市民も「ドイツが統一された！」と大喜びで、東ドイツから西ドイツに移ってきた人々を歓迎し、喜んで助けていました。

西ドイツに移住してきたドイツ人は最初はとても嬉しそうな顔をして、西ドイツ市民の助けを感謝して受けていました。

ところが…

すぐにこの助けに対する感謝はなくなり、「援助を受けて当然だ」と言わんばかりに。

この東ドイツから移住してきた人は、西ドイツの「物資に溢れる世界」を見て「私だってこれを持ちたい！」と言う、しかし、働く気はない。

これまで懸命に働かなくても解雇されることがなかった東ドイツで長年過ごした彼らには、お金は辛い思いもして働いて得るものだと言う考えはなかったのです。

西ドイツ人がせっせと働いて納めた税金で、遅れている東ドイツの経済を立て直すにも、東ドイツ人は西ドイツ人と同レベルの生活を苦もなく得られるもの、当然の権利だと思っていたのです。

もちろん、東から西に移住した人でも、せっせと真面目に働いた人もいます。

だけど、ベルリンの壁が崩れてすぐに西側に移住した東ドイツ人の多くが「西に移住しさえすれば良い生活ができる」と思い、「恵まれた生活のためには働かなくてはならない」とは思わなかったのです。

ベルリンの壁が崩れた直後は親切だった西ドイツ人も、そういった「怠けているのに贅沢を望む東ドイツ人」に嫌気がさし、東ドイツから移住してきた人を嫌うようになりました。

あれから35年以上が経つので、ドイツ人はドイツ人、東ドイツ人であってもDNAはドイツ人なので、東西ドイツ人の差はなくなりましたが。

「お金が足りない！」ばかり言うアフガン人同僚

この話を思い出した理由の1つは、アフガニスタン出身、経済難民でドイツに移住した同僚Sさんに手を焼いているから。

彼女なりに働いているつもりなのかもしれないけれど、仕事の質は悪く、なのに「お金が足りないから給料を上げろ！」ばかり言っています。

私は会計仕事をしているので、彼女がどれだけもらっているのか知っているけれど、Hさんの給料は決して少なくないのです。むしろ多すぎるくらいです。

なのに、先日も「お金がない！」

だったら節約しろと怒鳴りたい！給料をあげて欲しければ仕事の質を上げろと訴えたい！

彼女もドイツに来たら寝ていても夢のような生活ができると思っているようです。

こういった人、少なくないから。仕事をしなくても移住すれば贅沢できる権利があると思い込んでいるから。

彼女のご主人は（同じくアフガン人）仕事探しすらしていません。お金が欲しければ仕事を探せ！

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