先日ケルンに出かけたことを書きましたが、その中で、コンサートホール「フィルハーモニー」の舞台の上が通行可能な広場になっていること書きました。
フィルハーモニーの建物は入り口のある側が低く、反対側が高い場所に建てられています。
入り口はこれ。

写真中央に階段があり、この階段を降りたところがコンサートホールの入り口です。
このコンサートホールの舞台の上が屋外の、通行可能な場所になっていて、ライン川の河原あたりから中央駅に歩いて行こうとすると通る場所なのです。
ここを歩くと、コンサートホールに振動が伝わり、繊細な音の芸術演奏中には「超・邪魔!」。
と言うわけで、「ここを歩くな!」と看板があったり、監視をしている人が数人いるのです。
これを見るたびに

どうしてこんな設計にしたのだろう?
と思うのです。このホールをはじめとする建築物は1980年代に建てられたのですよ。1万年前に建てられたのなら、「まさか、人がここを歩くとは思わなかったよね」とか「まさかこの下でオーケストラのコンサートをするとは思わなかったよね」と思うけれど、1980年に設計・建築されて、舞台に振動が伝わるとは考えなかったのかな?
スーパーの駐車場に思う
日本でも「これは設計ミスでは?」と思うような建物はあると思うけれど、ドイツで頻繁に見かける気がするのは気のせい?
建物も客用の駐車場もカート置き場も全て新しく設計して建てられたスーパーで
「なぜここにカート置き場を?店内に入る客の邪魔になるじゃん!」
「なぜこのような駐車場を?どちらの方向に走れば良いのがわからなくて、事故りそう!」
そう言う謎な物件が少なくない。
使えないガレージ
こんなことを書いているのは、友人宅のガレージが「どうしてこのような設計に?」と思うようなものだから。
簡単な図で表すと

グレーの部分が車が走行できる道路です。家の玄関は道路から2~3mくらい離れたところにあります。
問題のガレージは、道路から自分の家の玄関前を通って、その先にあるのです。
が、このガレージへの道とガレージがほとんど直角に近くて、ガレージに車を入れることができない!しかも道幅やガレージの幅はそれほど大きくない(図は少々不正確。🙇)
いや、メルツェデスの「スマート」(2人乗りの小型車)ならガレージに入れることができるかも?しれないけれど、この家の住人の車は昔ながらの大きなメルツェデス・ベンツです。
せっかく家にガレージがあるのに、そのガレージは物置としてしか利用できず、素敵なシルバーのベンツはいつも家の前に駐車。
誰がこのガレージを設計したんだよ?この家も1980年代に建てられたらしいけれど。
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