中部国際空港のある愛知県知多半島。
ここに常滑市があります。
この常滑、日本遺産にも認定された「日本六古窯(ろっこよう)」のひとつなのですって。
私が常滑焼を知ったのは実は昨年、空港のホテル「セントレアホテル」に宿泊した時に部屋にあったカップが常滑焼だったから、なのです。無知だったわ。
常滑って、思ったよりずっと魅力的。招き猫に焼き物の町でした。
常滑焼とは
常滑焼(とこなめやき)は、愛知県常滑市周辺で約1000年の歴史を持つ、日本六古窯の1つに数えられる伝統的な焼き物です。
1000年前ということはなんとこの世はまだ平安時代。

日本六古窯とは
中世から現在までやきもの生産が続く、6つの産地(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)の総称ですって。
(この6つの焼き物生産地の中で、常滑だけは知らなかったという…汗)
この常滑の土は鉄分が豊富。
これをを生かして均一な赤茶色の焼き物を作ることに成功したのだそう。
しかも常滑の土は焼くと水を通しにくくする特性があって、茶碗類に始まり、甕(かめ)などの大物作りが広まったのだそうです。
そして、有名なのが、急須。あの茶色い急須が江戸時代に作られるようになったとか。
常滑の土の性質で、常滑焼の急須で淹れたお茶はまろやかな味になるのだそうです。

まろやかな味って、いいなあ。
常滑焼の急須を買ってくればよかったなあ…
常滑のやきもの散歩道
常滑焼について少々知識を得たところで、やきもの散歩道を散策します。

とこなめ観光協会が作った「やきもの散歩道」には2つのルートがあります。
詳しくはこちらの公式サイト(やきもの散歩道)をどうぞ!
私はこの散歩道マップを見ながら「Aコースなら楽勝!」と思ったのです。
ええ、紙に描かれた地図の道は平坦に見えたから。
実際は狭くて坂道が多し!

ここも坂道。道には焼き物が敷かれている。
これ、坂道で歩きやすいように土管の焼成時に使用した捨て輪の廃材「ケサワ」を敷き詰めてあるのですって。

「土管坂休憩所」とあるので休憩でも…
と思ったけれど、坂道。そして休憩スペースへはさらに登る。

流石に「土管坂」という名前がついているだけあって、これだけ土管など常滑焼の赤茶色い焼き物が並んでいると壮観!
手前の丸い穴が空いているのは焼酎瓶。使わなくなった焼酎瓶が壁に埋め込まれてあるのだそう。焼酎も常滑焼の瓶に入れておくと味がまろやかになるのですって。

なぜに土管?と思ったけれど、上に書いた通り、常滑焼は水を通しにくく、土管や甕、壺に最適。しかも大物作りが広まったというので納得。
「やきもの散歩道」Aコースを歩くと道端のあちこちで土管や焼酎瓶を見ることができます。
このあたりの散歩道には観光客は車で入るのは遠慮してください、とのこと。そうだよね〜坂道が多いし、道がとても狭いところ多し。

こんな感じで坂道、狭い道ばかりを歩く。風情はあるけれど、歩くのはちょっと大変かな。(若い人が羨ましい)

歩くのは大変だけど、なんだかこの坂道が多いところが自分の幼少時代を思い出します。瀬戸内の坂道が多い町で育ったのよ。
懐かしい。
懐かしいといえば、散歩道を歩いていたらこんな看板を見つけました。(デコレーション)

こちらは招き猫と共にキャラメルの宣伝。

板張りの壁の家が本当に自分の子供の頃を思い出す。こんな家が我が家(実家)の周りにあったのよ。

古い町並み。

所々にアトリエとかお店とか、体験コーナーとかがあります。

窯跡と煙突。
散歩道マップを見ながら、道端に立ててある標識を見ながら、それでも迷いながら南方に向かって歩いていると、現在は使われていない「登窯」に。

明治20年頃につくられた登窯(陶榮窯)だそうです。
登窯(のぼりがま)は、傾斜地を利用して階段状に複数の焼成室(部屋)を連ねた伝統的な薪窯。

わかりにくいかもですが、階段状になっています。。

登窯の周囲をぐるりと回ると、レンガ造りの10本の煙突が現れるのですが、これに気が付かずに写真がない。残念です。
坂道や階段ばかりで足元ばかり見ながら歩いていたからかな?
現在は使われていない登窯を見た後は、すぐそばに建っている「登窯広場展示工房館」へ。

煙突の右側にある建物が「登窯広場展示工房館」
1階では角窯展示や作家さんの作品販売、2階では常滑焼の招き猫や丸皿に絵付けをする「絵付け体験コース」もあります。(有料)
工房館を出ると…

焼酎瓶コレクション??

とこなめ観光協会の「やきもの散歩道」ではこの会館はちょうど散歩コースAの中間地点。ここから再び北の方向に向かうのですが、私はここでさらに南に進み、ホテルのある「りんくう常滑」まで散歩を続けます。
途中にある神社については次回に。

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